[概況]
4日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は105円台半ばまで上昇。およそ3か月ぶりの高値示現となった。ドル買い優勢の背景となっている米長期金利は上げ幅を削っていたものの、ショートカバーとみられる断続的なドル買い戻しの動きがみられた。この日は米株価3指数が揃って1%を上回る上昇となっており、これまでの流れからすればドル逆行高の様相に。
この日発表された米新規失業保険申請件数が77.9万件と、予想の83.0万件、前回の84.7万件をともに下回ったことなどを受け、米景気回復に伴うインフレ期待がドル高志向に結び付いた模様である。
テクニカル面では、一目均衡表の三役好転が維持されており良好な地合いの継続が窺えるが、急ピッチの上昇によりRSI14日線が足元で77.908(2/5現在)に位置している点に留意したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
