【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比52円39銭高の2万8831円58銭。
米上下院が5日に予算決議を可決し、バイデン政権の追加経済対策が早期成立に向けて前進したとの期待感から投資家心理が上向いた。同日の米国市場で主要3指数がそろって上昇したことも追い風となっている。
5日のNYダウは前日比92ドル高の3万1148ドルと5日続伸。米追加経済対策への期待が膨らんだ。こうしたなか、週明けの日経平均株価は買い先行でスタートした。前週末の日経平均株価が大幅高となっており高値警戒感も出ているが、下値には買いが流入している。為替は1ドル=105円40銭前後と前週末に比べ小幅な円高で推移している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、29業種が高く、値上がりは海運、不動産、鉄鋼、石油、陸運、銀行など。値下がり上位に医薬品、精密機器など。
個別ではトヨタ、ソフトバンクG、ダイキンが高く、豊田通商、日立、住友鉱が買われている。半面、東エレク、太陽誘電、スクリンが安い。
