12日の日経平均株価は、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万9400円-2万9700円。
東京市場が休場の間の米国株はまちまち。ダウ平均が7ドル安の31430ドルと小幅に下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。前日10日はこの逆で、ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。
10日の日経平均株価は、下げに転じる場面もみられたが、時間外取引での米株価指数先物の上昇を支えに4日続伸した。短期的な過熱感は警戒されるものの、しっかりした動きが期待される。きょうも新たな材料には乏しい中、2万9500円近辺での一進一退が続くだろう。
また、現地11日、フィラデルフィア半導体指数(SOX)が3%強の値上がりとなっていることから、関連銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(10日終値は104円51-52銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円前後(同126円76-80銭)とやや円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比35円高の2万9455円だった。
【好材料銘柄】
■デジタルホールディングス <2389>
今期経常は2.3倍増で2期連続最高益、前期配当を6円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.93%にあたる65万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。
■アドウェイズ <2489>
今期経常を39%上方修正・9期ぶり最高益、配当も2.73円増額。
■ダイナックホールディングス <2675>
サントリーホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1300円で10日終値を11.5%上回る水準。買い付け期間は2月12日から4月14日まで。
■エー・ピーホールディングス <3175>
オイシックス・ラ・大地 <3182> と資本業務提携。
■アスコット <3264>
10-12月期(1Q)経常は4.7倍増益で着地。
■ファインデックス <3649>
今期経常は57%増で7期ぶり最高益更新へ。
■Ubicomホールディングス <3937>
4-12月期(3Q累計)経常が28%増益で着地・10-12月期も63%増益。
■日通システム <4013>
今期経常は62%増で4期連続最高益更新へ。
■ベルテクスコーポレーション <5290>
今期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も40円増額。
■地盤ネットホールディングス <6072>
今期経常を46%上方修正。
■アライドアーキテクツ <6081>
今期経常は47%増で8期ぶり最高益更新へ。
■日精エー・エス・ビー機械 <6284>
10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
■SEMITEC <6626>
今期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■フェローテックホールディングス <6890>
今期経常を45%上方修正、配当も2円増額。
■松尾電機 <6969>
今期経常を2.1倍上方修正。
■NexTone <7094>
今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ミツバ <7280>
今期経常を7倍上方修正。
■MTG <7806>
10-12月期(1Q)経常は33倍増益・通期計画を超過。
■フクビ化学工業 <7871>
今期経常を76%上方修正、配当も2.5円増額。また、抗ウイルス加工技術「ヴィップテック」の機能性コーティングが新型コロナウイルスに効果があることを確認。
■ジャフコ グループ <8595>
発行済み株式数(自社株を除く)の22.6%にあたる700万株(金額で350億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月12日から22年2月11日まで。
【主な経済指標・スケジュール】
12(金)
【国内】
オプションSQ
《決算発表》
SMC、ゆうちょ、日本郵政、オリンパス、大塚HD、アサヒ、第一生命、MS&AD、SOMPOHD、楽天、住友不、かんぽ、光通信、アサヒインテック、近鉄GHD、ヤマハ発、T&DHD、鹿島、ライオン、オープンハウス、凸版印、ポーラオルHD、パーソルHD、三菱Uリース、京急、セガサミーHD、山崎パン、すかいHD、ラクス、荏原、GMO、グリコ、日揮HD、レノバ、マブチ、東建物、東映、上組、メニコン、アルバック、ミルボン、DMG森精、ココカラファイン、沢井製薬、ユニバーサル、ナカニシ、ADEKA、Tナカヤマ、オプティム、コクヨ、CKD、そーせい、メドレー、プレイド、ウェルスナビ、ジーエヌアイ、サイバダイン、ヘリオス、ニューラル、モダリス、バルミューダ、Chatwork、FFJ、カオナビ
【海外】
休場:香港(春節、~2/15)
《米決算発表》
イルミナ
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