東証マザーズ指数は前営業日比54.91ポイント安の1219.71ポイントと反落。前日の米ハイテク株安や、アジアの主要株価指数下落が嫌われ、手じまい売りが広がった。
メルカリやフリー、アンジェスが下落した。一方、TKPやFFJ、カオナビは上昇した。
「朝方は押し目買いも見られた」とされるが、買いが広がらなかったことから、手じまいの動きが強まった。新興市場でも金利上昇を嫌ったグロース株売りの傾向が見られ、マザーズ市場では時価総額上位の高PER銘柄が大きく値下がりし、指数を押し下げた。
市場からは「新型コロナワクチンの早期開発期待が剥落してきたアンジェスなど一部を除き、米金利高止まりからグロース(成長)株の先行きに警戒感が強まったのが響いた」との声があった。
値上がり銘柄数は89、値下がり銘柄数は240となった。
個別では、アールプランナー、クリーマ、スタメン、ビートレンド、かっこなど9銘柄が昨年来安値を更新。BASE、WACUL、QDレーザ、フリークアウト・ホールディングス、Branding Engineerが売られた。
一方、和心がストップ高。サイジニア、ジーニーは一時ストップ高と値を飛ばした。リネットジャパングループ、Kaizen Platform、アドベンチャー、メタップス、ライトアップなど10銘柄は昨年来高値を更新。ベルトラ、アルー、ベストワンドットコム、トゥエンティーフォーセブン、HANATOUR JAPANが買われた。
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