新興市場見通し

今週の新興市場では、日経平均とともにマザーズ指数も大きく下落した。
マザーズ指数は2月26日に東証1部市場が暴落した影響を受けて大きく下落した
米長期金利の上昇に対する警戒感から2月24日の日経平均が500円近く下落すると、株価バリュエーションの高い新興グロース(成長)株はとりわけ逆風が強まるとの見方が広がり、マザーズ指数はきつい下げとなった。
日経平均が1200円を超える下落となった26日もマザーズ銘柄にはリスク回避目的の売りが出たが、個人投資家の押し目買いも入ったとみられ、マザーズ指数は日経平均に比べ底堅い印象だった。なお、週間の騰落率は、日経平均が-3.5%であったのに対して、マザーズ指数は-4.1%、日経ジャスダック平均は-0.7%だった。
 
来週の新興市場では、引き続き金融市場の不安定感が警戒されつつも、押し目買いを探る動きが出てきそうだ。2月26日のマザーズ指数の下げ渋りを見ると、個人投資家の新興株に対する物色意欲はまだまだ根強そうだ。
地合いの先行きには不透明感が残るものの、IPO(新規上場)銘柄への参戦意欲は高いままで、急落局面では下値買いも入っている。引き続き下値買いチャンスが大きそうだ。

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