日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。終値は前日比16円72銭高い3813円04銭だった。
寄り付き後は、時価総額上位の一角が堅調に推移したことでジャスダック平均も底堅く推移し、本日の高値付近で取引を終了した。きょうの新興市場では業績やバリュエーションを重視した売買が目立った。材料の出た医薬品株や好業績銘柄が買われる一方、赤字見通しの銘柄などでは売りが出やすかった。
主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は続伸した。
取引前に米生物医学先端研究開発局(BARDA)との共同開発を発表したメディシノバは終日買い気配。ストップ高水準となる前日比100円(17.1%)高の686円で配分された。10万100株の売買が成立した。
東映アニメや東洋合成、ワークマンが上昇した。半面、出前館やフェローテク、室町ケミカルは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で410億円、売買高は1億3177万株だった。値上がり銘柄数は376、値下がり銘柄数は236となった。
個別では、新都ホールディングス、メディシノバ・インクがストップ高。滝沢ハム、高見澤、浜木綿は昨年来高値を更新。メディアリンクス、ナガオカ、アストマックス、大塚家具、セーラー広告が買われた。
一方、アルファグループ、アピリッツが昨年来安値を更新。Success Holders、室町ケミカル、新報国製鉄、不二ラテックス、ナ・デックスが売られた。
