日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比11円81銭高い3836円47銭だった。取引時間中の高値は3844円04銭と2020年1月以来、約1年ぶりの水準となる場面もあった。米国市場が大幅続伸したことから、投資家のリスクセンチメントが一段と改善し、ジャスダック平均は続伸でスタートした。
寄り付き後は、時価総額上位のハーモニックが終日強含みしたことや、値上がり銘柄数が400となったことが相場を押し上げ、上げ幅を拡大する場面があった。
しかし、EV関連銘柄が下落したことや、堅調に推移していた出前館巣籠り関連銘柄の一角が値を消す流れとなり上げ幅を縮小し、小幅続伸で本日の取引を終了した。
好決算を発表したセプテニHDや、子会社が海外大手メーカーと正規代理店契約を締結したと発表したTホライゾンなど、個別材料のある株に買いが集まった。シンバイオや高度紙、ハーモニックが上昇した。半面、田中化研やジオマテック、セリアは下落した。
「米国での個人投資家の投機的な取引を巡る市場の混乱に対して警戒感が和らぎ、買いが入った」の声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で712億円、売買高は1億7702万株だった。
値上がり銘柄数は409、値下がり銘柄数は206となった。
個別では、麻生フオームクリート、ヤマザキ、平賀、大塚家具がストップ高。テクノホライゾン、HAPiNSは一時ストップ高と値を飛ばした。地域新聞社、コモ、シダー、ニッポン高度紙工業、セプテーニ・ホールディングスなど11銘柄は昨年来高値を更新。ABホテル、セルシード、アスコット、セレスポ、新コスモス電機が買われた。
一方、オンキヨーホームエンターテイメント、澤田ホールディングスが昨年来安値を更新。ジオマテック、田中化学研究所、プロルート丸光、三相電機、小田原エンジニアリングが売られた。
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