4日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8500円－2万8800円。
米国株はまちまちだつた。NYダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は36ドル高の30723ドルで取引を終えた。決算が好感されたアルファベットの大幅高など好材料もあったが、直近の上昇に対する利益確定売りも出てきて、終盤にかけては失速した。
日経平均株価は直近3営業日で980円強の値戻しとなっていることから、短期的な過熱感が警戒される。また、1月末にかけてもみ合いとなった水準に接近し、戻り待ちの売り圧力が強まることも予想され、上値は重そうだ。下では節目の2万8500円がサポートになるだろう。
一方で、21年3月期第3四半期（20年4－12月）の決算発表が続くなか、好業績銘柄への個別株物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝105円前後（3日終値は105円05－06銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝126円台の半ば（同126円45－49銭）と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比60円安の2万8580円だった。
【好材料銘柄】
■サイオス <3744>
今期経常は37％増益、前期配当を5円増額・今期も10円継続へ。
■ギフティ <4449>
前期経常を6％上方修正・最高益予想を上乗せ。
■イソライト工業 <5358>
今期経常を17％上方修正、配当も6円増額。
■ソニー <6758>
今期税引き前を一転40％増益に上方修正・2期ぶり最高益、未定だった配当は10円増配。
■松屋アールアンドディ <7317>
今期経常を16％上方修正・最高益予想を上乗せ。
■システムソフト <7527>
今期経常を2.5倍上方修正。
■クオールホールディングス <3034>
10-12月期(3Q)経常は37％増益。
■フライトホールディングス <3753>
Android携帯を決済端末に変える「Tapion」を市場投入。
■住友電気工業 <5802>
今期経常を36％上方修正。
■ジャパンエンジンコーポレーション <6016>
今期経常を9％上方修正。
■荏原 <6361>
前期経常を一転4％増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ。
■ブラザー工業 <6448>
今期税引き前を一転1％増益に上方修正、配当は54円を未定に変更。
■野村ホールディングス <8604>
4-12月期(3Q累計)税引き前が45％増益で着地・10-12月期も88％増益。
■FJネクスト <8935>
10-12月期(3Q)経常は73％増益。
■スカパーJSATホールディングス <9412>
今期経常を16％上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
4（木）
【国内】
30年国債入札
《決算発表》
中外薬、三菱UFJ、ソフトバンク、武田、伊藤忠、JT、テルモ、NTTデータ、住友商、協和キリン、キッコーマン、ヤマハ、三菱重、コナミHD、アズビル、メルカリ、イビデン、参天薬、大正薬HD、三菱ガス、リコー、栗田工、ヤマダHD、マツダ、川重、TBSHD、IRJHD、ニコン、日テレHD、フジHD、GSユアサ、KADOKAWA、システナ、古河電、ニッパツ、中国銀、ダイヘン、能美防、グローリー、三菱ロジ、ニップン、三洋化、キョーリンHD、オカムラ、第四北越、UACJ、OKI、鳥居薬、アルペン、あらた、フューチャー
【海外】
英国金融政策発表
米12月製造業受注（2/5 0:00）
《米決算発表》
メルク、フォード・モーター、フィリップ・モリス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
