3日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6700円-2万6900円。
NYダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は59ドル高の29883ドルで取引を終えた。米11月ADP民間部門雇用者数が弱い結果となったことで、3指数そろって下落して始まったものの、英国がファイザーのコロナワクチンの使用を承認したことや、追加経済対策への期待が支えとなって盛り返した。S&P500が最高値を更新している。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(2日終値は104円56-57銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同126円20-24銭)と小動き。
きのう2日の日経平均株価は、下げに転じる場面もみられたが、小幅ながら続伸し連日で年初来高値を更新した。
ドル円も円高に一服感が出てきており、買い優勢の展開を予想する。ハイテク株で急伸している銘柄などはナスダック安が利益確定売りを誘うかもしれないが、ワクチン期待が高まったことで、経済活動正常化の恩恵を受ける銘柄には買いが入りやすくなるだろう。
ただ、週末に米雇用統計が控えている、時間外取引での米株価指数先物の動きに対しても引き続き、神経質な動きとなることも予想される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比15円安の2万6825円だった。
【好材料銘柄】
■ディー・エル・イー <3686>
エンターテイメント・スポーツエージェンシー大手のCreative Artists Agencyが設立したD2Cプロダクトの開発スタジオであるCREATIVE LABSに500万ドル出資。
■ザッパラス <3770>
今期営業を一転黒字に上方修正。
■ショーケース <3909>
暗号資産交換所「Zaif Exchange」が新規口座開設時にオンライン本人確認/カンタンeKYCツール「ProTech ID Checker」を採用。
■ヴィスコ・テクノロジーズ <6698>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.6%にあたる16万5000株(金額で1億7160万円)を上限に、12月3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■博報堂DYホールディングス <2433>
今期最終を35%上方修正。
■凸版印刷 <7911>
リクルートホールディングス <6098> 株式の売却益941億円を21年3月期第3四半期に計上する。
■TBSホールディングス <9401>
今期最終を3.9倍上方修正。
■日本テレビホールディングス <9404>
今期経常を9%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
3(木)
【国内】
30年国債入札
《決算発表》
アインHD、内田洋、オリバー、アルチザ、不二電機、ピープル
【海外】
米11月ISM非製造業指数(12/4 0:00)
非加盟国を含めたOPECプラス会合
《米決算発表》
ダラーゼネラル
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