マザーズ市場展望

東京株式市場では日経平均株価が30年来の高値水準に到達。半導体関連や設備投資関連などに資金が集まっており、新興市場からは値動きの良さを好む資金が抜け続けている。年末IPO(新規上場)のブックビルディングラッシュもあり、厳しい需給状況が続いている。

マザーズ指数は1200ポイント近辺から浮上の動きが出始めているが、物色に勢いは出ておらず、波に乗れない状況が続く。
東京市場全般の上昇気流に便乗し、投資家心理改善の恩恵を受ける場面はあるものの、買いが続かない。
マザーズ指数は2日まで5日続伸となったものの、3日以降は反落。来週以降もこういった雰囲気の、腰の弱い動きが続いてしまいそうだ。
 
年末IPOのブックが本格化していることから、投資家の資金が拘束されている面も大きい。時期的には小型株が活躍しやすい師走相場ではあるが、今年は需給不安を抱えながらの不安な年末相場になりそう。ただ、IPOに関しては来週が資金拘束のピーク。翌週以降は上場も始まり、華やかな話題が新興市場に増加していく期待もあるだろう。
 

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