週明けの日経平均株価は続落。終値は前週末比203円安の2万6547円だった。朝方は米株高を好感して140円高のスタートとなったが、その後は円高進行や中国株安などで勢いが萎み10時以降はマイナス圏へ。国内で新規の買い材料が乏しく目先筋の手じまい売りが徐々に広がって行った。
前週末の終値近辺でもみ合ったが、持ちこたえられず、下げ幅を3桁に拡大。後場に入ると250円近く下げる場面もあった。
ただ、節目の2万6500円は割り込まず下げ渋ると、その後は若干値を戻した。マザーズ指数が4%を超える大幅な下落となった。
今週末はメジャーSQ算出を控えており先物絡みの買いは慎重な様子。新興市場の値下がりも目立ち全般の水準訂正も一服といったところである。
あす7日の日経平均株価はもみ合い展開か。
バイデン次期米大統領は4日、年明けの新体制発足を待たず、追加の経済対策を成立させるよう議会に求めた。10日のECB(欧州中央銀行)定例理事会では追加緩和が観測されている。一方、英国は8日に新型コロナウイルスワクチンの接種を開始し、米国ではFDA(米食品医薬品)が数日中にワクチンを許可する見通しで、スケジュール的には売り込みにくい状況にある。
ただ、ある程度織り込みが進んでいた面もあり、「買い上がるには新たなフォロー材料が必要」との声も聞かれた。また、週末11日の日経平均先物・オプション12月限のメジャーSQ(特別清算指数)算出をにらみ、SQに絡んだ売買が終了するまで取引を手控える可能性も指摘されている。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
28905.97 ボリンジャー:+3σ(25日)
28736.57 ボリンジャー:+3σ(13週)
27790.46 ボリンジャー:+2σ(25日)
27744.16 ボリンジャー:+3σ(26週)
27319.27 ボリンジャー:+2σ(13週)
26809.37 新値三本足陽転値
26688.37 6日移動平均線
26674.96 ボリンジャー:+1σ(25日)
26574.86 均衡表転換線(日足)
26547.44 ★日経平均株価7日終値
26356.12 ボリンジャー:+2σ(26週)
25901.97 ボリンジャー:+1σ(13週)
25559.45 25日移動平均線
24968.08 ボリンジャー:+1σ(26週)
24921.36 均衡表転換線(週足)
24921.36 均衡表基準線(日足)
24484.67 13週移動平均線
24443.94 ボリンジャー:-1σ(25日)
24212.04 均衡表基準線(週足)
24077.28 75日移動平均線
23580.04 26週移動平均線
23388.73 均衡表雲上限(日足)
23328.43 ボリンジャー:-2σ(25日)
23160.19 均衡表雲下限(日足)
23067.37 ボリンジャー:-1σ(13週)
22240.85 200日移動平均線
22212.92 ボリンジャー:-3σ(25日)
22192.00 ボリンジャー:-1σ(26週)
21650.07 ボリンジャー:-2σ(13週)
20803.96 ボリンジャー:-2σ(26週)
ローソク足は胴体部分の長い大陰線を示現し、売り圧力の強まりを窺わせた。終値は5日線を下回ったほか、新値3本足とパラボリックが陰転し、短期的な調整局面入りを強く示唆している。明日8日終値が26787.54円を下回ると5日線が上向きから下向きに転じ、短期下落トレンド延長のリスクが増す点に留意したい。
一方、25日線との上方乖離率は5%ラインを下回って3.87%(先週末5.19%)に低下し、過熱感が急速に後退した格好となった。
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