15日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円-2万6800円。
NYダウ平均は184ドル安の29861ドルで取引を終えた。ワクチン期待から買いが先行し、序盤では200ドル超上昇したものの、ニューヨーク市長が経済封鎖の可能性を示唆したことが伝わり失速。終盤にかけては下げ幅を広げた。ダウ平均の失速度合いが大きく、日本株は売りに押される展開を予想する。
きのう14日の日経平均株価は、一時210円を超える上昇をみせる場面もあったが、戻り待ちの売りに押される格好となった。手がかり材料に乏しい状況が続くなか、積極的な買いは期待しづらい。一方、菅義偉首相は14日、「GO TO トラベル」を、12月28日から21年1月11日まで全国一斉に停止すると発表。コロナの感染拡大が経済活動に及ぼす影響が懸念される。
外出機会の減少が予想され「巣ごもり」関連銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。
為替市場は、ドル・円が1ドル=104円前後(14日終値は103円91-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円28-32銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比35円安の2万6655円だった。
【好材料銘柄】
■フィット <1436>
上期経常は7.2倍増益で着地。
■日本ハウスホールディングス <1873>
発行済み株式数(自社株を除く)の21.76%にあたる1000万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月15日から21年12月14日まで。
■ユーグレナ <2931>
日本経済新聞電子版で報じられたキューサイ株式の共同取得について、検討を行っているのは事実とコメント。また、商船三井 <9104> グループ運航船でユーグレナバイオディーゼル燃料を使用したトライアル航行を名古屋港で実施。
■Hamee <3134>
上期経常が10%増益で着地・8-10月期も19%増益。
■ザッパラス <3770>
吉本興業ホールディングスと占い師専門プロダクション事業を手掛ける新会社を設立する。
■セルソース <4880>
今期経常は38%増で5期連続最高益更新へ。大阪大学大学院医学系研究科と、脂肪幹細胞由来エクソソームなどを用いた慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療に関する共同研究を開始。
■プレミアアンチエイジング <4934>
上期経常を36%上方修正。
■アトラ <6029>
One Third Residenceとミラー型のオンライントレーニング用デバイス「Fitness Mirror」に関する事業を共同運営する合弁会社を設立することで基本合意。
■マネジメントソリューションズ <7033>
今期経常は4.2倍増で2期ぶり最高益更新へ。
■Macbee Planet <7095>
上期経常は3%増益で着地。
■ビジョナリーホールディングス <9263>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■SREホールディングス <2980>
東証が23日付で東証1部に市場変更する。
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
世界最先端の免疫解析技術を持つイミュニティリサーチと業務提携。がん治療における免疫チェックポイント阻害剤の適用や投与タイミングを検討する上で役立つデータの生成で連携する。
■ネオジャパン <3921>
今期経常を28%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2.5円増額。
■中京医薬品 <4558>
今期配当を2円増額修正。
■日本スキー場開発 <6040>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.45%にあたる70万株(金額で3億8415万4704円)を上限に自社株買いを実施。うち16万9400株を15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。
■ホープ <6195>
上期経常を2.6倍上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
15(火)
【国内】
《決算発表》
ツルハHD、パーク24、アスクル、GA TECH、エニグモ、プロレド、ブシロード、オハラ、ギフト、アルデプロ、銚子丸、ダブルエー、ウインテスト、ナトコ、梅の花、ジェネパ、Mマート、明豊エンター、クロスフォー、ミロク、HyAS&Co.、土屋HD、リーガル不、ジェイック、MICS化学、オービス
【海外】
中国11月鉱工業生産(11:00)
中国11月小売売上高(11:00)
米12月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
米11月鉱工業生産(23:15)
米10月対米証券投資(12/16 6:00)
FOMC(~12/16)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
