16日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円-2万6800円。
NYダウ平均は337ドル高の30199ドルで取引を終えた。追加経済対策への期待が高まり全面高の展開。「iPhone」増産観測が伝わったアップルの大幅高もリスク選好ムードを強め、ナスダックが史上最高値を更新した。
米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。ただ、FOMCの結果発表前でもあり、買い一巡後は様子見姿勢が強まるだろう。円高が進行している点も日本株には重しとなるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=103円台の半ば(15日終値は104円06-07銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同126円30-34銭)と円高方向に振れている。為替動向が重しとなり、株価の上値を抑える格好となる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比130円高の2万6760円だった。
【好材料銘柄】
■土屋ホールディングス <1840>
今期経常は黒字浮上、4円増配へ。
■バリューコマース <2491>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額。
■PCIホールディングス <3918>
エンベデッドソリューション事業を展開するソードの全株式を取得し子会社化する。取得価額は42億円。
■東亜石油 <5008>
出光興産 <5019> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2450円で15日終値を22.7%上回る水準。買い付け期間は12月16日から21年2月2日まで。
■三協立山 <5932>
上期営業を6.3倍上方修正、通期も増額。
■シンニッタン <6319>
未定だった今期配当は10円実施。
■ツバキ・ナカシマ <6464>
今期税引き前を45%上方修正、配当も7円増額。
■ライトアップ <6580>
チェンジ <3962> 、クレディセゾン <8253> と資本業務提携。
■デイトナ <7228>
今期配当を20円増額修正。
■ケーズホールディングス <8282>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.70%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月16日から21年3月31日まで。
■ギフト <9279>
今期経常は2.2倍増で2期ぶり最高益、5円増配へ。
■STIフードホールディングス <2932>
未定だった今期配当は40円実施、実質43%増配。
■銚子丸 <3075>
上期経常は一転34%増益で上振れ着地・通期計画を超過。
■パーク24 <4666>
今期最終は黒字浮上、2期ぶり5円で復配へ。
■ヤマシナ <5955>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で5000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数と保有期間に応じて3000~1万1000ポイント)を付与する。ポイントは食品、電化製品、ギフト、旅行・体験などと交換できる。
■OSGコーポレーション <6757>
創立50周年記念特別株主優待を実施。21年1月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、銀座仁志川「水にこだわる高級食パン引換券」を贈呈する。
【主な経済指標・スケジュール】
16(水)
【国内】
11月貿易収支(8:50)
《決算発表》
コーセル
【海外】
パウエルFRB議長会見
米11月小売売上高(22:30)
米12月NAHB住宅市場指数(12/17 0:00)
《米決算発表》
レナー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
