反発、米株高受けリスク選好

【寄り付き概況】

16日午前の日経平均株価は、前営業日比147円75銭高の2万6835円59銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.87ポイント高の1792.92で始まった。
きのう15日は下げ幅を縮小して取引を終えていたことや、現地15日の米国株式市場で、NYダウが反発し、ナスダック総合指数が続伸し、史上最高値を更新していることもあり、買いが優勢となったようだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比130円高の2万6760円だった。取引終了前に財務省が発表した11月の貿易統計(速報値)によると、貿易収支は3668億円の黒字で、5カ月連続で黒字となった。
 
ただ、日本時間17日早朝に判明するFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めたいとの思惑が働き、日経平均の上値は重いとの見方もある。取引時間中は米株価指数先物やアジア株の動向に左右され、上げ幅を縮小するケースも考えられる。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=103円台の半ば(15日終値は1ドル=104円06-07銭)、1ユーロ=125円台の後半(同126円30-34銭)で取引されている。

個別では、トヨタ、ファナック、東エレクが高く、ソニー、オムロン、ファーストリテが買われている。半面、ソフトバンクG、アドバンテス、GSユアサが軟調となっている。

 

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