「変化日」
前場のTOPIXは0.65%安と4日ぶりに反落。
日銀がETFを買い入れると11月18日以来22日ぶりとなる。
金額は701憶円だった。
買わない記録は昨年10月10日からの26日以来。
アノマリーは「記録は数えると途絶える」だ。
家計が保有する金融資産残高は9月末時点で1901兆円。
前年同期に比べて2.7%増加した。
9月末として過去最高。
企業の現・預金は前年比14.3%増の309兆円と過去最高。
日銀の国債保有は542兆円で残高に占める比率は45.1%。
残高、保有比率ともに過去最高。
海外の保有額は152兆円で残高に占める比率は12.6%。
今年当たった「びっくり予想」。
例年より的中率は高かったという。
背景はコロナの影響でのボラの上昇だという指摘だ。
バイロン・ウィーン氏の「株式は5%超下落の調整が数回起こる。
ただS&P500は3500ポイントを超える」。
3月に5%超の下落は5回。
しかしS&P500は8月に3500ポイントを超えた。
サクソバンク証券は「米大統領選は女性の力により民主党が完勝」。
その他では「株式による資金調達復活」。
ただ・・・。
コロナによる世界経済停滞を当てた人はいなかった。
一方で・・・。
スタンダードチャータード調査部門の世界責任者エリック・ロバートセン氏の予想。
(1)米民主党がジョージア州の上院2議席の決選投票を制する
民主党がテクノロジーセクターを標的とした増税や規制強化の法制化に着手する
テクノロジー株が下落、供給増懸念で米国債利回りが急上昇する
(2)米国と中国の関係が改善する
中国が企業と消費者の購買力を高めるため人民元の上昇を容認する
1ドル=6元まで元が上昇
(3)金融および財政による刺激策で景気が過熱
実物資産の値上がりを見込んで投資家とトレーダーが資金を銅などの市場に振り向ける
銅が50%値上がりする
(4)OPECが分裂する
財政を補?(ほてん)するため石油輸出国は合意済みの供給枠を守らず、OPECの協力体制が崩壊
原油が1バレル=20ドルに下落
(5)欧州の財政刺激策が頓挫
ECBの景気支援能力がますます疑問視される-既に超低金利でバランスシートも膨張しているため
年央までにユーロが1.06ドルまで下落する
(6)米財務長官が強いドル政策を放棄
議会が財政刺激パッケージで合意できない場合、イエレン次期財務長官が金融環境緩和でドルを口先介入で押し下げる
ドルが15%急落
(7)新興市場債のデフォルト(債務不履行)とソブリン格下げ
社債のデフォルトがゆっくり始まり政府系の事業体に波及、ソブリン格付け引き下げにつながる
新興市場株が4-6月(第2四半期)までに30%下落
(8)バイデン米大統領が辞任
共和党と民主党の調整がうまくいかないほか、抗議行動と社会不安の増大でバイデン氏が辞任する
米国株の急激な調整、信用スプレッドの拡大、ドル下落が加速
大和の橋本クオンツレポートは「2021年4月予定のTOPIXの調整係数の適用銘柄見直」。
調整係数解除に伴う売買インパクト上位25銘柄。
↓ NAME ウエイト差(%) 売買日数(日)
7487 小津産業 0.0005 38.38
2686 ジーフット 0.0003 22.3
8908 毎コムネット 0.0002 19.32
9308 乾汽船 0.0007 18.34
2689 カワニシHD 0.0002 16.15
2659 サンエー 0.0046 13.91
3636 三菱総研 0.0024 12.71
4298 プロトコーポ 0.0012 11.85
8360 山梨銀 0.0012 10.77
4550 日水薬 0.0006 10.47
8157 都築電 0.0007 9.14
7085 カーブスHD 0.0027 8.96
7524 マルシェ 0.0002 8.45
9266 一家ダイニ 0.0001 7.59
9612 ラックランド 0.0009 7.23
7458 第一興商 0.0071 7.03
4813 ACCESS 0.001 5.41
3054 ハイパー 0.0001 5.19
7088 フォーラムエンシ 0.0006 5.1
2791 大黒天 0.0019 4.8
2489 アドウェイズ 0.0038 4.8
4931 新日製薬 0.003 4.66
8194 ライフコーポ 0.0036 3.78
2153 イージェイHD 0.0005 3.36
2722 アイケイ 0.001 3.34
※1日平均売買高は過去3カ月平均
(櫻井)。
