日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比14円98銭安い3700円59銭だった。前場に日経平均株価が値下がりに転じた局面から見切り売りや利益確定売りに押され、軟調となった。英国での新型コロナウイルスの変異や、国内での感染拡大を受け投資家心理が弱気に傾き、新興市場の景気敏感株を中心に売りが目立った。
不二精機や高度紙、東洋合成が下落した。半面、コロナ変異で感染長期化への懸念が強まり、PCR検査関連製品を扱うイメージ ワンはストップ高で配分された。今期の税引き利益を上方修正した田中建設工業も買われた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で551億円、売買高は1億5398万株だった。値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は406となった。
個別では、燦キャピタルマネージメント、まぐまぐ、Speee、サン・ライフホールディング、アースインフィニティなど6銘柄が年初来安値を更新。朝日ラバー、細谷火工、不二精機、メディアリンクス、テラが売られた。
一方、イメージ ワン、アサカ理研がストップ高。シイエム・シイ、ドーン、INEST、山王、アンドールなど13銘柄は年初来高値を更新。不二ラテックス、HAPiNS、田中建設工業、ネクストジェン、UEXが買われた。
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