「ジャイアンが暴れた」

「ジャイアンが暴れた」
 
一時ダウ先物がマイナスとな日経平も反落した場面。
電子端末で流れたのはトランプ大統領オのツイート。
議会で可決された約9000億ドルの追加経済対策法案を批判し修正を議会に求めたと伝わった。
「法案の成立時期が遅れるとの懸念が広がっている」おの解釈だった。
ビデオメッセージの中でトランプ氏は「途方もなく低い600ドルを2000ドル、またカップルの場合は4000ドルに増やすよう求めています」。
ただトランプ氏は大統領拒否権の発動までは示唆しなかったという報道。
「トランプ大統領が現状のままパッケージに署名しないことを決定した場合、何百万人もの米国人のために切実に必要とされる援助を遅らせる可能性があります。
また、政府の閉鎖のリスクもあります」。
ワシントンのジャイアンの最後のあがき。
考えてみれば・・・。
トランプツイートに悩まされたこの4年間だった。
政策は悪くなかったが手法はマーケットフレンドリーではなかったということだ。
 
バイデン次期米大統領の記者会見。
「議会が21日に可決した9000億ドルの追加経済対策法案は第1段階にすぎず（今後の対策の）頭金だ」。
来年1月の就任後に大規模な対策に取り組み、収入減に苦しむ家計にさらに現金を給付するという。
3月の2．2兆ドルに次ぐ規模。
1人最大600ドルの現金給付や中小企業の雇用維持策が柱。
すごい大盤振る舞いに映る。
一方でコロナは依然拡大。
とうとう 南極大陸で初めて新型コロナウイルス感染が確認された。
チリ軍は南極のオヒギンズ基地で少なくとも36人が新型コロナに感染したと発表。
これでコロナウイルスは世界7大陸全てに及んだ。
こうなると、宇宙というテーマは大きくなってこようか。
 
7～9月期の資金循環統計速報。
公的年金の上場株式投資は約6000億円の売り越しと3四半期ぶりの売り越し
「株価の堅調推移が続いた10～12月期もリバランスにより売り越しとなる公算が大きい」との声。
実際、信託銀行は8、10、11月に売り越し。
直近のGPIFのポートフォリオ推計値では、国内株式割合は25．22％と基本ポートフォリオの25％と同水準まで上昇との観測。
下は買ってくれるが上は売ってくれるのが年金投資。
債券の魅力が薄れているのだから、どうせなら基本ポートの変更が欲しいところだが・・・。
 
昨日の値下がり銘柄は2018銘柄。
3月9日が2138銘柄。
4月1日が2056銘柄。
7月31日が2032銘柄。
今年5回目だった。
 
 
みずほ証券の「2021年4月に予定されているTOPIXの調整係数の解除銘柄予想。
東証による発表は21年4月7日、リバランスは28日の引けで発生する。

（櫻井）。