24日の日経平均株価は続伸後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6500円－2万6700円。
NYダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は114ドル高の30129ドルで取引を終えた。景気敏感株や金融株に見直し買いが入ったが、ハイテク株は売られる展開。取引終盤には3指数とも値を消す動きが見られた。
海外投資家のクリスマス休暇入りで、市場参加者の減少が影響しているとみられ、きのう23日の日経平均株価は、反発後にやや上値の重い動きだった。
朝方に、株価指数先物を中心とした買い戻しの動きが一巡した後は、手がかり材料難もあり、方向感に乏しい動きとなりそう。
市場エネルギーが減少するなか、年末特有の個別株物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル＝103円台の半ば（23日終値は103円35－36銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝126円台の前半（同126円06－10銭）と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比175円高の2万6655円だった。
【好材料銘柄】
■トランスジェニック <2342>
子会社の医化学創薬が新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に結合する抗体の取得に成功。取得抗体群の一部を21年1月下旬に販売開始する。
■大光 <3160>
今期経常を一転4％増益に上方修正。
■セルシード <7776>
多指症患者から採取した軟骨組織の提供などについて、国立成育医療研究センターの倫理審査委員会から承認を取得し、商業利用可能な軟骨組織を入手できることになった。
■シンシア <7782>
今期経常を一転32％増益に上方修正、配当も3円増額。
■タウンニュース社 <2481>
光通信が23日付で提出した大量保有報告書によると、光通信の同社株式保有比率は5.01％となり、新たに5％を超えたことが判明した。
■ハウスコム <3275>
不動産賃貸仲介事業を手掛ける宅都の株式を取得し子会社化する。
■ボルテージ <3639>
スマートフォン向けゲーム「ダウト～嘘つきオトコは誰？～」台湾向け繁体字版を配信開始。
■アプリックス <3727>
Neutrix Cloud Japanとマルチクラウド接続ストレージサービス事業で協業開始。マルチクラウドストレージサービス「Neutrix Cloud」の国内販売代理店契約を締結。
【主な経済指標・スケジュール】
24（木）
【国内】
11月企業サービス価格指数（8:50）
2年国債入札
《決算発表》
出前館、ストライク、あさひ、ニイタカ、YE DIGIT、大光、オプトエレクト
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
