日経ジャスダック平均は3日ぶり反落、手仕舞い売り

日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比49銭安い3670円98銭となった。
年末に向けてまだまだ節税目的の損出し売り、買い持ち高を手仕舞うための売りが出ている。また、新たな上場銘柄の初値買いに投資資金が向かっている印象だ。
2020年9~11月期が最終赤字になった出前館は急落したほか、マクドナルドやドーンが下落した。一方、ウィルソンWや大日光、ウエストHDは上昇した。
 
25日にジャスダック市場に上場した東和ハイシスは買い気配のまま午前の取引を終えた。気配値を公募・売り出し価格(公開価格、2300円)より1610円(70%)上回る3910円に切り上げた。
 
新興市場全体の売買代金ランキングをみると、ウェルスナビやグローバルI、プレイドなど12月以降の新規株式公開(IPO)銘柄が上位を占める。市場では「個人投資家の関心は新規のIPO銘柄に集中する傾向がある。指数に組み入れられていないため指数を個人が買い支える構図にはなっていない」との声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で424億円、売買高は6455万株。値上がり銘柄数は262、値下がり銘柄数は326となった。
 
個別ではMITホールディングス、ロングライフホールディング、サン・ライフホールディング、ジオコード、ミアヘルサが年初来安値を更新。出前館、クリエアナブキ、セキチュー、イメージ ワン、新コスモス電機が売られた。
 
一方、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドがストップ高。アマガサ、グローバルインフォメーション、京写、三光産業は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、湖池屋、山王、東映アニメーション、大日光・エンジニアリングなど9銘柄は年初来高値を更新。テリロジー、倉元製作所、アースインフィニティ、ニッポン高度紙工業、ビーマップが買われた。
 

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