東証マザーズ指数は前日比5.37ポイント安の1162.12ポイントと3日ぶり反落した。
年末相場の週末で積極的な買いが入りにくい状況となっている。ワクチン期待から投資家心理が上向きこのところ連日で指数が上昇してきたこともあって、きょうは利益確定売りが優勢だった。個人投資家の関心が新規株式公開(IPO)銘柄に集まり、指数寄与度の大きい弁護士COMやBASEなどに向かいにくかったのも需給面から重荷となった。物色の中心は直近IPO銘柄で、Fast Fitness JapanやENECHANGEが人気となった。
高性能ドローンの開発で連携を発表した自律制御シ研や、地域限定の高速通信規格「ローカル5G」の実験試験局免許を取得したJTOWERは買われた。一方、AIinsやそーせい、アンジェスが下落した。
値上がり銘柄数は126、値下がり銘柄数は203となった。
25日に東証マザーズ市場に上場したファンペップは初値(715円)を上回って取引を終えた。終値は初値比65円(9.1%)高の780円だった。
個別では、夢展望、エルテス、UUUM、スタメン、インターファクトリーなど10銘柄が年初来安値を更新。東京通信、交換できるくん、Kaizen Platform、リグア、ヤプリが売られた。
一方、トランスジェニック、ENECHANGE、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンがストップ高。プレイド、ココペリ、プレミアアンチエイジング、Fast Fitness Japanなど6銘柄は年初来高値を更新。Macbee Planet、アズーム、Kudan、サイジニア、ドラフトが買われた。
