日経ジャスダック平均は3日続伸、景気敏感株の一部には買い

日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比10円37銭高い3681円84銭だった。
米国市場でナスダックが史上最高値を付近に接近したことから、リスクセンチメントが上昇し、ジャスダック平均は続伸でスタートした。しかし、寄り付き後は時価総額上位の出前館が大幅安としたことや、セリアやハーモニック、ワークマンが弱含みしたことが重しとなり、ジャスダック平均は一時、マイナス転じる場面があった。
ワクチン普及で経済活動が正常化するとの期待も残り、不二精機や高度紙、フェローテクなどの新興市場の景気敏感株の一部には買いが入った。
優先株の発行を通じコロワイドから資金調達すると発表した大戸屋HDには買いが入ったほか、三光産業、京写が上昇した。半面、赤字決算を発表した出前館に加え、マクドナルドやドーンは下落した。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で711億円。売買高は9527万株と11月26日以来およそ1カ月ぶりの低水準だった。値上がり銘柄数は296、値下がり銘柄数は318となった。
 
25日にジャスダック市場に新規上場した東和ハイシスは初値である5300円を下回って取引を終えた。終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比1000円(18.9%)安の4300円だった。
 
個別では、オプトエレクトロニクス、日本フォームサービス、三光産業、ウィルソン・ラーニング ワールドワイド、ジャパンシステムがストップ高。アマガサ、グローバルインフォメーション、京写は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、湖池屋、山王、東映アニメーション、KVKなど12銘柄は年初来高値を更新。タウンニュース社、不二精機、テリロジー、小田原エンジニアリング、ニッポン高度紙工業が買われた。
 
一方、東和ハイシステムがストップ安。極楽湯ホールディングス、アエリア、MITホールディングス、ロングライフホールディング、サン・ライフホールディングなど9銘柄は年初来安値を更新。出前館、セキチュー、クリエアナブキ、ANAP、新コスモス電機が売られた。
 

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