「プライム?」

 
 
「プライム?」
 
東京証券取引所は2022年4月に「東証1部」、「東証2部」、「ジャスダック」、「マザーズ」を廃止。
新たに「プライム」、「スタンダード」、「グロース」の3市場に再編すると発表した。
最も上場基準の厳しい「プライム」は流通時価総額100億円以上、流通株式比率35%以上、「来春策定のより厳しいガバナンス基準」が適用。
大和証券のレポートでの分析。
「21年は新市場区分移行に対する企業の対応が株価フォーマンスに影響する年となろう」との見方だ。
プライム市場上場基準の1つにある流通株式比率35%以上と、国内の普通銀行、保険会社及び事業法人が保有する株式は流通株式から除かれる(純投資目的を除く)。
「新しい上場基準に適合するように、政策保有株式の保有主体やその他大株主に株式売却を働きかけ、一時的にアンダーパフォームする企業も存在する」との見方もある。
また、流通株式時価総額100億円未満の企業は「段階的ウエイト逓減銘柄」として22年10月末から四半期ごとに構成比率を逓減させる方向。
「そうした企業は、実際にTOPIXでのウエイト引き下げが始まる前に、既存の投資家に売却されアンダーパフォームが始まる可能性があろう」と予想。
 
一時的にアンダーパフォームする可能性がある銘柄
 

コード 銘柄略称 銀行・企業等に保有 流通株式比率 新流通株式比率
されている株式比率 % %
7182 ゆうちょ 0 9.1 9.1
8060 キヤノンMJ 0.2 25.8 25.7
4716 日本オラクル 0 25.8 25.8
8439 東センチュリー 15.9 46.5 30.6
3092 ZOZO 0 32.2 32.2
6178 日本郵政 0 33 33
7181 かんぽ 0 35.5 35.5
6305 日立建 0.4 36 35.7
8586 日立キャピ 4.1 40.7 36.6
2413 エムスリー 3 39.7 36.7
2670 ABC マート 0 37.4 37.4
8628 松井証 0 39.3 39.3
4506 大日住薬 8.8 48.1 39.4
1883 前田道 5.6 45 39.4
4091 日本酸素 9.4 49.4 39.9
4927 ポーラオルHD 0 40 40
4739 CTC 0 40.1 40.1
2587 サントリーBF 0.2 40.5 40.3
8572 アコム 0 41.6 41.6
3635 コーエーテクモ 0.5 42.1 41.6
3116 トヨタ紡織 17.9 59.7 41.8
8905 イオンモール 1.2 43.1 41.9
6723 ルネサス 24.6 67.8 43.2
2432 DeNA 10 53.5 43.5
4151 協和キリン 1.9 45.9 44.1
7211 三菱自 1.7 45.9 44.1
6753 シャープ 1.7 46 44.3
7205 日野自 4.9 49.8 44.9
4612 日ペイントH 14.5 59.5 45
8283 PALTAC 4.2 49.5 45.3

 
SMBC日興証券のリポート。
「流通株式」の定義は、実質的には現在のTOPIX浮動株の定義と酷似したもの。
「現時点で流通時価総額が100億円未満の銘柄は、流通時価総額のシェアが0.9%程度。
しかし銘柄数は648銘柄と非常に多い。
移行期間は3年3ヵ月と長期間にわたるが、これらの銘柄がすべて削除されるのであれば、株価への影響は小さくない」。
 
時価総額100億円未満のTOPIX銘柄のうち、パッシブファンドによる売りインパクトが大きい銘柄群。
 

コード 銘柄略称 売買インパクト
2107 東洋糖 -264
9322 川西倉庫 -248
7525 リックス -246
1811 銭高組 -229
2812 焼津水 -219
8041 OUG HD -215
8118 キング -209
7277 TBK -202
9856 ケーユーHD -199
5204 石塚硝 -195
4333 東邦システム -186
8742 小林洋行 -184
2612 かどや -184
9306 東陽倉 -183
6763 帝通工 -178
3924 ランドコンピ -178
6848 東亜DKK -173
3157 ジューテックH -172
8158 ソーダニッカ -169
7898 ウッドワン -169
3079 DVx -168
4229 群栄化 -168
3361 トーエル -165
9993 ヤマザワ -164
2003 日東富士 -162
7481 尾家産業 -162
7619 田中商事 -161
7885 タカノ -160
5923 高田機 -160
1866 北野建 -159
7872 エステールHD -158
6138 ダイジェト -157
9930 北沢産 -156
3551 ダイニック -156
7480 スズデン -155
9274 国際紙パ -154
2599 ジャパンF -154
6704 岩崎通 -153
1826 佐田建 -150
6715 ナカヨ -149
1867 植木組 -149
4031 片倉コープ -148
1768 ソネック -147
5958 三洋工 -146
9351 洋埠頭 -146
4929 アジュバン -143
7487 小津産業 -142
2818 ピエトロ -141
8104 クワザワHD -140

 
SMBC日興証券は「2021年は大転換が始まる年」と予想。
以下は「5つの大胆な予想」。
 
1.日経平均が3万円へ上昇。ドル建て日経平均は最高値を更新
2.日本株の小型株がアウトパフォーム。マザーズ指数は2000超え
3.米株は上昇の勢いが鈍化。アジア株は上昇拡大
4.ドル安進行。円も主要通貨に対して全面高。金は最高値
5.長期金利の反発拡大
 
みずほ証券のリポートは「2021年の日経平均株価の高値は3月で28000円」と予想。
年前半に強含む展開を予想。
日経平均は2022年度ベースのフェアバリューの25000円程度で2021年末に着地すると予想。
「日経平均の年内の安値は9月で22000円とする。
来年の注目テーマとしては、2021年春にコーポレートガバナンス・コードが改訂されることからガバナンス改革と環境問題。
東証REIT指数は1800まで上昇するとも予想。
 
★バフェットやソロスの成功する投資の習慣23ヶ条。
 
(1)元本の確保こそが常に最重要事項。
(2)能動的にリスクを回避する。
(3)自分の性格、能力、知力、好み、目的に基づいて独自の投資哲学を作り上げる。
(4)投資を選び、自分独自の銘柄選択および売買手法を開発する。
(5)得意分野に集中する。分散投資は無知な者がすること。
(6)税金(や取引コスト)を嫌い、合法的に税金を最小化するべく手段を講じている。
(7)自分で理解できるものにだけ投資する。
(8)自分の基準に合わない投資は拒絶する。
(9)自分の基準に合った新しい投資機会を探し、自分自身で積極的に調査する。
(10)自分の基準に合う投資対象が見つからないときは、見つかるまで待つ。
(11)決めたらすぐに行動する。
(12)うまくいった投資は事前に決めた手仕舞う理由が現実になるまで手放さない。
(13)神に従うがごとく自分のシステムに従う。
(14)自分があてにならないことを意識している。間違いがわかったらすぐさま正す。
    その結果、損はほとんどの場合少しですむ。
(15)いつも間違いを学習経験として扱う。
(16)経験を積み、経験から学んでいるため、今では金儲けのために使う時間は減ったように見える。
   「修行を積んでいる」
(17)自分が今やっていることをほとんど人に言わない。
    自分の意思決定について他人がどう思おうが気にしないし、心配もしない。
(18)他人にまかせられる仕事のほとんどは他人にうまくまかせている。
(19)稼ぎにくらべてずっとつつましく暮らしている。
(20)投資は刺激と自己充足のためにやっている。金は結果としてついてくる。
(21)投資のプロセスに深い思い入れを抱く(また自己充足もそこで得る)。
    個別の投資対象には思い入れをもたない。
(22)一日中投資のことを考えている。
(23)全財産を賭けて投資をする。
 
《兜町ポエム》
 
「Birthday」
 
幸せをありがとう
ぬくもり届きました
なにより相場が元気でよかった
新高値をありがとう
思い出届きました
生まれてきてよかった
 
誕生祝をありがとう
忘れずにいてくれてありがとう
古い時代のチャートめくるように
緩やかに語り続けてゆけたらいいなどと
この頃思うようになりました
 
幸せをありがとう
ぬくもり届きました
なにより相場が元気でよかった
アベノミクスありがとう
思い出届きました
生まれてきてよかった
 
心からどうもありがとう
忘れずにいてくれてありがとう
季節の株を少し贈ります
株価のあの過去戻すには足りないけれど
せめて相場の心を添えて

(櫻井)。

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