マザーズ市場展望

 
今週は、マザーズ指数が2週連続で大幅な下落となった。前の週からの株価急落で損失覚悟の売りが続いた。
主力株の中にはまだ動きの鈍いものもあるが、好業績株を中心に押し目買いが入ったり、直近IPO銘柄に短期の値幅取りを狙った物色が向かったりする場面も見られたが、週末になると11月3日に控える米大統領選を睨み買い持ち高を減らす動きが一段と広がった。
 
なお、週間の騰落率は、日経平均が-2.3%であったのに対して、マザーズ指数は-6.1%、日経ジャスダック平均は-2.0%だった。マザーズ指数は1200ptを割り込んで週末の取引を終えている。
 
来週の新興市場では、引き続き11月3日の米大統領選、それに欧米での新型コロナウイルス感染状況など外部環境睨みの相場展開を強いられるだろう。米大統領選を巡っては早期に結果が判明するのかも含め不透明感が強く、積極的な買いが手控えられる要因となってしまっている。
 
但し、銘柄ごとにまだ濃淡があるとはいえ、信用買い残の整理が進み値動きの落ち着いてきた銘柄も多い。好決算に対する株価反応も全般良好で、不透明感が後退したのちの反騰に向けた状況が整いつつあるだろう。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次