11月2日の日経平均株価は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3000円-2万3200円。
先週末の米国株は下落。ダウ平均は157ドル安の2万6501ドルで取引を終えた。決算を受けてアップルやアマゾンなど主力グロース株が大きく売られたことが嫌気された。
米国株は弱かったが、アップルなどの下げに関しては、先週金曜の時点で時間外の下落を見て、すでに織り込んでいる。ダウ平均は500ドル超下げる場面があったが、引けにかけては持ち直しており、東京株式市場では下げ渋りを受けて、買い戻しが優勢になると予想する。
現地10月30日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、同30日の大阪取引所終値比265円高の2万3145円だったこともあり、買い先行のスタートとなろう。ただ、あす3日は文化の日で休場となることや、現地3日には米大統領選挙の投開票が行われることもあり、様子見姿勢が強まることが見込まれる、強弱感が入り交じり、場中は不安定な地合いが続くだろう。
消去法的に、値動きの軽い中小型株へ短期的な資金が向かう場面がありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の半ば(前週末10月30日終値は104円35-36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の後半(同121円85-89銭)と小動き。
きょうは国内で日本ハム(2282)やオリックス(8591)などが決算を発表する。取引時間中には10月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、米国では10月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数などの発表がある。
【好材料銘柄】
■アイティメディア <2148>
今期最終を18%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■タケエイ <2151>
今期経常を10%上方修正。
■宮地エンジニアリンググループ <3431>
上期経常を一転33%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
■すららネット <3998>
今期経常を68%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■協和キリン <4151>
1-9月期(3Q累計)税引き前が32%増益で着地・7-9月期も15%増益。
■メルカリ <4385>
7-9月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■ISID <4812>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。1-9月期(3Q累計)経常は21%増益で着地。
■ワコム <6727>
今期経常を45%上方修正・7期ぶり最高益更新へ。
■メガチップス <6875>
今期経常を29%上方修正。
■テノ.ホールディングス <7037>
東証が11月12日付で東証1部に市場変更する。また、子育て支援事業を展開するオフィス・パレットの全株式を取得し子会社化する。
■アイエックス・ナレッジ <9753>
上期経常が19%増益で着地・7-9月期も2.4倍増益。
■エムスリー <2413>
上期税引き前が44%増益で着地・7-9月期も66%増益。
■イーグランド <3294>
今期経常を55%上方修正。
■住友化学 <4005>
今期最終を50%上方修正。
■レーザーテック <6920>
7-9月期(1Q)経常は3.2倍増益で着地。
■ウシオ電機 <6925>
今期経常を一転黒字に上方修正。
■ジャパンインベストメントアドバイザー <7172>
1-9月期(3Q累計)経常が71%増益で着地・7-9月期は黒字浮上。
■ドウシシャ <7483>
今期経常を一転41%増益に上方修正。
■KDDI <9433>
上期税引き前は7%増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の3.65%にあたる8400万株(金額で2000億円)を上限に自社株買いを実施する。
■東京都競馬 <9672>
今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■イエローハット <9882>
上期経常を51%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
2(月)
【国内】
10月新車販売台数(14:00)
10月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
NTTデータ、オリックス、ヤマハ、CTC、京王、ヒロセ電、日精工、日本ハム、三菱ガス、カルビー、帝人、丸和運輸、日ガス、大和工、三菱食品、ジョイ本田、持田薬、マクニカ富士、マルハニチロ、サンゲツ、イエローハット、フジクラ、ホクト、ジーエル、FJネクスト、東テク、日本電技、東陽テク、荒川化学、愛時計
【海外】
中国10月財新製造業PMI(10:45)
米10月ISM製造業景気指数(11/3 0:00)
《米決算発表》
ロウズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
