様子見ムードか

 
 
11月最初の取引となる本日の市場は日経平均が6日ぶりに大幅反発。終値は前週末比318円高の2万3295円で、わずか1日で2万3000円の大台を回復した。
前週末の米国株はさえなかったが、東京株式市場は前週末に先取りして織り込んでおり、むしろ米国株が終盤に下げ渋ったことから買いが先行した。
好決算銘柄を中心に実需も入り投資マインドが回復。ほぼ全面高の展開となった。もっとも、後場は米大統領選を明日に控え様子見の時間も増えている。
 
 
祝日(3日は文化の日で休場)明け4日の日経平均株価は、外部要因が不透明な中、様子見ムードか。
現地3日投開票の米大統領選挙の行方をにらみ、積極的な売買は期待しにくい。
祝日明けは大統領選の投開票の報道に振らされる流れが意識されやすく、アルゴも発動しやすい。
今回の選挙では、トランプ氏とバイデン氏の両候補の獲得票数が僅差にとどまり、勝敗の決着が連邦最高裁判所での法廷闘争に持ち込まれる可能性もあり、結果としては乱高下を警戒しつつも結果を受けた米国市場の動向、その後の連邦公開市場委員会(FOMC)などへ市場の関心が向かいやすく、これらを受けた米国市場の動向に左右させられる形になりそうである。
また、欧米での新型コロナウイルス感染再拡大への懸念も残り、短期的な売買に揺れる公算もある。ただ、4-9月期決算の発表が相次いでおり、個別株の選別買いは続くとみられる。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
 
23647.07  新値三本足陽転値
23622.33  ボリンジャー:+1σ(25日)
23499.50  ボリンジャー:+1σ(26週)
23462.30  ボリンジャー:+1σ(13週)
23438.06  25日移動平均線
23337.03  均衡表基準線(日足)
23333.87  6日移動平均線
23325.39  均衡表転換線(日足)
23302.15  均衡表転換線(週足)
 
23295.48  ★日経平均株価2日終値
 
23253.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
23239.89  13週移動平均線
23199.67  均衡表雲上限(日足)
23127.56  75日移動平均線
23069.51  ボリンジャー:-2σ(25日)
23017.48  ボリンジャー:-1σ(13週)
22885.24  ボリンジャー:-3σ(25日)
22795.06  ボリンジャー:-2σ(13週)
22646.11  均衡表雲下限(日足)
22641.06  26週移動平均線
22572.65  ボリンジャー:-3σ(13週)
21996.56  200日移動平均線

 
2万3000円を上回って推移し、ローソク足は胴体部分の長い大陽線を引いて下値での強い買い需要を確認した。
しかし、終値は下向きの5日線を下回り、5日線の上を走る25日線も下降を続け、下値不安を残す格好となった。一目均衡表では、終値は雲上方に復帰したが遅行線は弱気シグナル発生を継続した。
RSI(14日ベース)は41.21%と中立圏下限の40%を上回ったが、東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は78.37%と中立圏下限(80%)割れが続いており、底打ち感は乏しい。
 

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