「メド」

「メド」
 
 
週明けのNY株式市場はNYダウとS&P500は反発。
NASDAQは6日ぶりに反落。
好材料はファイザーのワクチンの治験。
参加者の9割超で感染予防の効果があったとの報告を好感。
「深刻な副作用も起きておらず、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可の承認を申請する方向」との見方だ。
また「強力な経済対策が続くとの見方も多く、潤沢なマネーが株式に向かった」との声も聞こえる。
JPモルガンは「S&P500の2021年初見通しは4000ポイント、年末は4500ポイント」とのレポート。
コロナの打撃の大きかったボーイングやウォルト・ディズニーの株価は10%以上上昇。
レジャーや金融、エネルギー関連の株価も急騰。
原油価格が急伸し、エネルギー株を押し上げた。
一方、コロナ渦で収益が伸びると期待されていたアマゾンやズームなどは下落。
「NYダウの上昇幅は一時1600ドルを超えており、834ドル高では物足りない」という声もある。
原油先物は8%上昇。
NY連銀消費者調査で失業を巡る見通しは改善。
ただし将来的に失業した場合の再就職を巡る見通しは悪化。
今後1年間に失業する可能性があるとの見方は前月の16.6%から15.5%に改善。
ただ新型コロナウイルス流行前の2月(13.8%)の水準までには至っていない。
また、今後失業した場合、再就職できるとの見方は、前月の49.9%から46.9%に悪化。
2014年4月以降で最低となった。
10年国債利回りは0.923%。
2年国債利回りは0.174%。
新型コロナウイルス感染症ワクチンの高い効果を発表したことで、円を売ってリスク資産を買う動きが拡大。
ドル円は105円台前半。
SKEW指数は127.41.
3日連続での130ポイント割れ。
恐怖と欲望指数は40ポイント→52ポイント。
 
 
週明けのNYダウは834ドル高の29157ドルと反発。
高値29933ドル、安値29130ドル。
上昇幅は一時1600ドルを超え過去最高値を更新。
NASDAQは171ポイント安の11723ポイントと6日ぶりの反落。
高値12108ポイント、安値11720ポイント。
S&P500は38ポイント高の3548ポイントと反発。
高値3645ポイント、安値3548ポイント。
ダウ輸送株指数は285ポイント高の11900ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は1.32%安の2495ポイント6日ぶりに反落。
VIX指数25.67(前日は24.86)。
225先物CME円建ては大証比日中比580円高の25440円。
ドル建ては大証日中比590円高の25450円。
ドル円は105.37円。
10年国債利回りは0.923%。
2年国債利回りは0.174%。
 
 
週明けの日経平均は寄り付き243円高。
終値は514円高の24849円と5日続伸。
6月16日の1051円高以来の上場幅。
一時600円超の上昇で25000円にあと38円まで迫った。
5日連続で3ケタ高。
日足は5日連続の陽線。
TOPIXも5日続伸だが年初来高値はまだ遠い。
日経ジャスダックは4日続伸、東証マザーズ指数は反発。
東証1部の売買代金は2兆6493億円。
8日連続の2兆円超え。
値上がり1399銘柄(前日1367銘柄)。
値下がり695銘柄(前日714銘柄)。
新高値122銘柄(前日66銘柄)。
新安値9銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは97.19(前日89.94)。
NTレシオは14.77倍(前日14.67倍)。
今年最大値。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(23599円)からは△5.26%。
4日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は23207円。
横ばいの200日線(22003円)からは△12.89%(前日△10.57%)。
10%プラスかい離は限界ではなく加速となった。
(昨年12月17日が△10.57%だったがこの時は3日だけの滞在だった)。
右肩上がりの5日線(24052円)から△3.27%。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.836%(前日▲15.837%)。
買い方▲8.206%(前日▲8.921%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.755%(前日▲8.499%)。
買い方▲16.098%(前日▲17.714%)。
空売り比率は35.1%(2日連続の40%割れ:前日37.3%)。
空売り規制なしの比率は7.6%(前日7.3%)。
日経VIは21.40と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.99倍(前日23.36倍)。
前期基準では18.61倍。
EPSは1080円(前日1041円)。
225のPBRは1.14倍。
BPSは21789円(前日21718円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.35%(前日4.28%)。
配当利回りは1.87%。
東証1部全銘柄だと予想PERは25.64倍。
前期基準では20.44倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.25倍。
ドル建て日経平均は239.98(前日234.89)。
連日の年初来高値更新。
東証1部単純平均株価は25円高の2265円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2157円(前日2096円)
東証1部時価総額は642兆円(前日633兆円)。
週明けのシカゴ225先物終値は大証日中比580円高の25440円。
高値25900円、安値24365円。
225先物大証夜間取引終値は日中比710円高の24570円。
気学では「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
水曜は「大いに高いと反落する。逆の時は翌日強し」。
木曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
金曜は「下寄りすると戻し、上寄りすると押し込む日」。
拡散しているボリンジャーのプラス2σが24310円。
プラス3σが24665円。
完全に上抜けたのは昨年12月13日以来のこと。
一目均衡の雲の上限が23197円。
5日連続で雲の上。
勝手雲の上限は23439円。
下限は23338円。
4日連続で勝手雲の上。
勝手雲は明日に黒くねじれる。
RSIが70.97。
RCIが68.96。
「6月8日以来の6連騰。6月3日まで7日連続日足陽線」に挑戦。
思い出すのはバブル時の「円高、債券高、株高」のトリプル高。
80年代のトリプルメリットは「円高、低金利、原油安」だった。
今日も「Sturm und Drang(疾風怒濤)=理性に対する感情の優越」の一日の気配。
 
《今日のポイント11月9日》
 
(1)週明けのNYダウは834ドル高の29157ドルと反発。
   高値29933ドル、安値29130ドル。
   上昇幅は一時1600ドルを超えた。
   NASDAQは171ポイント安の11723ポイントと6日ぶりの反落。
   高値12108ポイント、安値11720ポイント。
   S&P500は38ポイント高の3548ポイントと反発。
   高値3645ポイント、安値3548ポイント。
 
 
(2)ダウ輸送株指数は285ポイント高の11900ポイントと3日ぶりに反発。
   SOX指数は1.32%安の2495ポイント6日ぶりに反落。
   VIX指数25.67(前日は24.86)。
   シカゴ225先物終値は大証日中比580円高の25440円。
   高値25900円、安値24365円。
   225先物大証夜間取引終値は日中比710円高の24570円。
   ドル円は105.37円。
 
 
(3)日経平均終値は514円高の24849円と5日続伸し29年ぶりの高値水準回復。
   6月16日の1051円高以来の上場幅。
   一時600円超の上昇で25000円にあと38円まで迫った。
   5日連続で3ケタ高。
   日足は5日連続の陽線。
   TOPIXも5日続伸だが年初来高値はまだ遠い。
 
(4)東証1部の売買代金は2兆6493億円。
   8日連続の2兆円超え。
   新高値122銘柄(前日66銘柄)。
   新安値9銘柄(前日1銘柄)。
   騰落レシオは97.19(前日89.94)。
   NTレシオは14.77倍(前日14.67倍)。
   今年最大値。
 
(5)右肩上がりの25日線(23599円)からは△5.26%。
   4日連続で上回った。
   横ばいの200日線(22003円)からは△12.89%(前日△10.57%)。
   10%プラスかい離は限界ではなく加速となった。
   (昨年12月17日が△10.57%だったがこの時は3日だけの滞在だった)。
   右肩上がりの5日線(24052円)から△3.27%。
   4日連続で上回った。
 
(6)空売り比率は35.1%(2日連続の40%割れ:前日37.3%)。
 
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.99倍(前日23.36倍)。
   前期基準では18.61倍。
   EPSは1080円(前日1041円)。
   225のPBRは1.14倍。
   BPSは21789円(前日21718円)。
 
(8)ドル建て日経平均は239.98(前日234.89)。
   連日の年初来高値更新。
 
(9)拡散しているボリンジャーのプラス2σが24310円。
   プラス3σが24665円。
   完全に上抜けたのは昨年12月13日以来のこと。
   勝手雲は明日に黒くねじれる。
   「6月8日以来の6連騰。6月3日まで7日連続日足陽線」に挑戦。
   思い出すのはバブル時の「円高、債券高、株高」のトリプル高。
   80年代のトリプルメリットは「円高、低金利、原油安」だった。
   今日も「Sturm und Drang(疾風怒濤)=理性に対する感情の優越」の一日の気配。
 
今年の曜日別勝敗(11月9日まで)

月曜22勝19敗
火曜22勝18敗
水曜21勝22敗
木曜16勝25敗
金曜21勝22敗
 
過去は株価のメドがある。
それはバブル崩壊以降何回も株価は下落してきたから。
しかし上は確かに目途がない。
30年の歴史をたどってみればそれば下落途中の株価。
上向いた時の節や壁など探しようがないし、30年の時間は長すぎる。
リーマンショックの時も60年移動平均を持ち出してきたが、今度は何を持ち出しても聞かない。
なぜなら上昇基調の節目ではバブル時高値の38915円しかないからだ。
ココが罫線屋さんの弱いところ。
レンジ相場では豊富に数字が出てくるが、ワープ相場では目途がない。
ある程度移動平均やボリンジャーなどが平時に戻るまでは目途の話などできないだろう。
「どこまで上に行くかわからない」はむしろ正直な気持ちなのかも知れない。
 
■1991年末と現在の東証の時価総額ランキング
   <1991年末>          <2020年11月6日>
1位 NTT   11兆4504億円  トヨタ    22兆9029億円
2位 興銀    7兆5717億円  ソフトバンクG14兆 477億円
3位 第一勧銀  7兆5201億円  NTTドコモ 12兆5561億円
4位 三菱銀   7兆4488億円  キーエンス  12兆4060億円
5位 富士銀   7兆2383億円  ソニー    11兆5323億円
6位 住友銀   6兆6590億円  NTT    8兆9503億円
7位 三和銀   6兆4950億円  ファストリ  8兆  64億円
8位 太神三井銀 5兆9648億円  任天堂    7兆6117億円
9位 トヨタ   5兆5816億円  リクルート  7兆5198億円
10位 東電    4兆7417億円  中外薬    7兆4365億円
11位 長銀    3兆2541億円  KDDI   6兆8894億円
12位 野村    3兆1769億円  第一三共   6兆7746億円
13位 東海銀   3兆1441億円  日電産    6兆6306億円
14位 東銀    3兆 578億円  ダイキン   6兆5320億円
15位 松下    3兆 376億円  信越化    6兆 999億円
 

(兜町カタリスト櫻井)

 

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