【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は9営業日ぶりに反落して始まった。始値は前日比115円24銭安の2万5405円64銭。
前日のNYダウは前日比317ドル安と大幅に続落した。新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響が懸念された。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も軟調で値を下げて始まった。また、為替は1ドル=105円10銭前後と前日夕方に比べ円高水準で推移している。
日経平均は前日までの8営業日で2500円超上げていたため、過熱感から利益確定目的の売りも出やすくなっている。JPX日経インデックス400は反落し、東証株価指数(TOPIX)は続落。
寄り付き時点で業種別では33業種中、1業種が高いのみ。値上がりはその他製品。値下がり上位に空運、石油、鉱業、保険、鉄鋼、ゴム製品、不動産など。
個別では、12日に、これまで未定としていた2021年3月期の連結最終損益が300億円の赤字にある見通しだと発表したシチズンが安い。JR西日本や京成、JR東日本など陸運業も軟調。資生堂、ファナック、新生銀行、出光興産、トヨタが売られている。
一方、信越化、ダイキンが堅調。日産自やスズキ、ヤマハ発といった輸送用機器の一角が高い。
