【寄り付き概況】
30日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比60円25銭安の2万3478円85銭。
前日の欧米株市場では新型コロナウイルス感染症が再拡大するなか経済先行きへの不透明感を嫌気して総じて軟調に推移、米国株市場ではNYダウなど主要株指数が反落しており、東京株式市場でも足もとはやや慎重なムードが漂う。
原油市況の急落なども警戒材料。前場取引時間中は米大統領候補の討論会を受けた米株価指数先物の動きを横目に神経質な展開が予想される。新型コロナの影響に伴う米国景気への警戒感は拭えないが、大型経済対策への期待感もあり大きく売りに傾く展開も想定しにくい。不動産株や自動車株が安い。
個別では、トヨタ、ソニー、ファナックが安く、アドバンテス、ダイキン、富士通がさえない。半面、ソフトバンクG、スクリン、TDKが買われている。
