2日の日経平均株価は続落。終値は前々日比155円安の2万3029円だった。
昨日は東証のシステム障害で初の全銘柄終日売買停止という事態となったが、本日はその影響もなく順調に取引が再開。直近2日間の米国株が上げていたため堅調に推移した。しかし、14時前にトランプ大統領がコロナに感染したと伝わると相場は一転して急落。一時は230円安となるなど終盤は荒れた展開となった。
今週は軟調展開となった。
実質的な立ち合いは4日間。米国株の上昇を受けて週明け9月28日の日経平均は300円を超える大幅高。しかし、30日には米国の大統領候補者討論会が警戒を誘って300円を超える大幅安となるなど、不安定な動きが続いた。
10月1日は東証のシステムトラブルで全銘柄の取引が停止となった。米国株の堅調が続いたことから、翌2日は買いが先行。しかし、トランプ米大統領のコロナ感染が伝わったことを受けて後場に入って急落。
2万3000円を下回る場面もあり、週間でも下落した。
日経平均は、週間では174円の下落となり、週足では3週連続で陰線を形成した。
来週は、もみ合いか。トランプ大統領が新型コロナの感染を公表したが、国内でも直近の4連休以降、各地で人の移動が活発となっており、感染状況に関するニュースに神経質となる展開が想定される。
一方、ファミリーマートやセブン&アイなど小売大手の決算が多く出てくるほか、内容を消化するのは翌週となるが9日には安川電機の決算が発表予定で、これらの材料をもとに個別の物色は活況が見込まれる。
ノーベル各賞の発表が予定されており、これを材料に動意づく銘柄が出てくる可能性もある。全体として上値は重いと考えるが、「木を見て森を見ず」のスタンスで買える銘柄を探す動きは強まりやすく、下値も限定的と予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
23808.02 ボリンジャー:+2σ(13週)
23784.93 ボリンジャー:+3σ(25日)
23611.09 ボリンジャー:+2σ(25日)
23437.25 ボリンジャー:+1σ(25日)
23330.08 ボリンジャー:+1σ(13週)
23287.08 均衡表転換線(日足)
23284.23 ボリンジャー:+1σ(26週)
23275.91 6日移動平均線
23263.41 25日移動平均線
23108.77 均衡表基準線(日足)
23089.57 ボリンジャー:-1σ(25日)
23029.90 ★日経平均株価2日終値
22915.73 ボリンジャー:-2σ(25日)
22882.65 新値三本足陰転値
22855.98 均衡表雲上限(日足)
22852.14 13週移動平均線
22819.74 75日移動平均線
22771.29 均衡表転換線(週足)
22741.89 ボリンジャー:-3σ(25日)
22480.44 均衡表雲下限(日足)
22374.20 ボリンジャー:-1σ(13週)
22015.54 200日移動平均線
21934.77 26週移動平均線
21896.26 ボリンジャー:-2σ(13週)
21418.32 ボリンジャー:-3σ(13週)
20712.68 均衡表基準線(週足)
高寄り後に値を消し、ローソク足は陰線を引いた。終値は25日線(以下、10月1日終値を9月30日比変わらずとして計算)を下回ったほか、5日線が下向きに転じて短期的な売り圧力増大を窺わせた。
一目均衡表では、基準線は横ばいをキープしたが、転換線が下降を開始。遅行線は応当日株価を下回って弱気シグナルを発生し、3役好転後の買い手優位の形状が崩れた。
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