6日の日経平均は続伸。121円59銭高の23433.73円(出来高概算9億8971万株)で取引を終えた。5日の米国市場ではトランプ大統領の早期回復期待から政局不安が後退、さらに、追加経済救済策の合意期待のほか、9月ISM非製造業景況指数が予想外に上昇したことを好感した流れを受けて、日経平均は買い先行で始まった。ただし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となり、23400円を挟んでの推移。
後場はよりこう着感が強まり、40円程度の狭い値幅での推移となっており、選挙活動を早期に再開する姿勢を示しているトランプ大統領による今後の選挙戦の動向を見極めたいとする模様眺めムードに。東証1部の出来高は10億株には届かず、売買代金においては9月7日以来、約1か月ぶりに2兆円を下回っている。
あす7日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
新型コロナウイルスに感染して治療を受けていたトランプ米大統領が現地5日夕(日本時間6日朝)に退院し、日本株高につながったが、市場では「完全に健康を取り戻したわけではなく、短期的には不安要素を残しつつ、見送り状態が続く可能性がある」との声が聞かれた。
病状の経過を注視するとともに、米大統領選への影響や米追加経済対策協議の行方を見極めたいとの空気も根強く、積極的な売買は手控えられそうだ。ただ、関連ニュースの内容によっては指数が振れることも想定される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
24660.04 ボリンジャー:+2σ(26週)
24355.09 ボリンジャー:+3σ(13週)
23883.41 ボリンジャー:+2σ(13週)
23762.71 ボリンジャー:+3σ(25日)
23605.00 ボリンジャー:+2σ(25日)
23447.29 ボリンジャー:+1σ(25日)
23433.73 ★日経平均株価6日終値
23411.73 ボリンジャー:+1σ(13週)
23373.09 ボリンジャー:+1σ(26週)
23289.58 25日移動平均線
23287.08 均衡表転換線(日足)
23280.85 6日移動平均線
23131.87 ボリンジャー:-1σ(25日)
23108.77 均衡表基準線(日足)
23059.91 均衡表転換線(週足)
22974.16 ボリンジャー:-2σ(25日)
22940.06 13週移動平均線
22882.65 新値三本足陰転値
22854.85 75日移動平均線
22816.45 ボリンジャー:-3σ(25日)
22791.72 均衡表雲上限(日足)
22480.44 均衡表雲下限(日足)
ローソク足は下ヒゲを出して下値での買い需要を確認したが、胴体部分は短く、上値の重さも窺わせた。25日線が緩やかな上昇をキープするととともに、一目均衡表では遅行線が応当日株価との上方乖離幅を広げて強気シグナルを増大しており、大勢では緩やかな上昇トレンド継続が予想される。ボリンジャーバンドで本日終値が+1σを上回ったこともあり、もみ合い相場からの上放れに向けた強気形状が徐々に整いつつある。
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