【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は一進一退で始まった。始値は前日比1円5銭高の2万3097円80銭。
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開となり、NYダウが反落したものの、
ナスダック総合指数は史上最高値を更新している。
また、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値となり、東京株式市場でも同セクターには追い風となる。
一方で、ドル・円相場ではドルが売られ、目先1ドル=106円台を割り込むなど円高方向に振れている点は市場心理を冷やす。日経平均の上値は重そうだ。
米中関係の悪化に対する警戒感も根強く、15日に予定されていた米中の閣僚級貿易協議が延期されたことや、中国ファーウェイに対する禁輸措置強化などの動きが先行き不透明感を強める要因となっているようだ。
個別では、東エレク、信越化、ディスコ、キーエンスが値を上げ、ソフトバンクG、トヨタも堅調。第一三共、武田、アステラス薬の薬品株やオムロン、任天堂、ファーストリテ、日東電工が買われている。
半面、三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク株が売られ、野村、大和証G、東京海上、第一生命の証券、保険株も値を下げている。日本製鉄、JFEの鉄鋼株や出光興産、コスモエネルギ、国際帝石、石油資源が下落し、TDK、太陽誘電、デンソーも値を消している。
