マザーズ指数は5日続伸、テーマ性の強い銘柄に買い

東証マザーズ指数は5日続伸した。終値は前日比32.17ポイント高い1119.03だった。
2018年6月以来2年2カ月ぶりの高値を付けた。
米国市場ではナスダック総合指数が連日で過去最高値を更新。一方、東京株式市場では東証1部売買代金が低迷し、個人投資家による新興株物色が続きやすい環境だった。直近IPO(新規株式公開)銘柄のほか、好業績株やテーマ株など幅広い銘柄に物色が広がった。
BASEやフリーなどが上昇したほか、IT(情報技術)関連といったテーマ性の強い銘柄に買いが集まった。
 
市場では「直近の新規株式公開(IPO)銘柄への資金流入も目立つ」との指摘があった。7日に新規上場したT&Sや3日上場のモダリスなどが売買代金の上位に付けた。また、「信用取引の買いが一段と活発化している」という。
売買代金は概算で2522.35億円。騰落数は、値上がり245銘柄、値下がり74銘柄、変わらず5銘柄となった。
 
個別では、エムビーエス、ジーエヌアイグループ、AMBITION、バンク・オブ・イノベーション、コマースOneホールディングスがストップ高。アマナ、NexToneは一時ストップ高と値を飛ばした。ケアネット、マーケットエンタープライズ、cotta、アズーム、ロコンドなど33銘柄は年初来高値を更新。データホライゾン、フリー、Branding Engineer、オンコセラピー・サイエンス、グッドパッチが買われた。
 
一方、カオナビ、窪田製薬ホールディングス、バリューデザイン、フルッタフルッタ、シンメンテホールディングスが売られた。

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