20日の日経平均株価は大幅反落。終値は前日比229円安の2万2880円で、今月12日以来、約1週間ぶりの安値となった。
前日の米株安や米景気懸念を受けて終日マイナス圏で推移。アジア株安やシカゴ24時間取引システムで米株先物が軟調だったことも下げ幅拡大につながってしまった。
東証1部の売買代金は4日連続で2兆円割れ。材料不足で実需が引いてしまっている状況だった。
明日21日の日経平均株価は、調整含みの展開か。
引き続き国内発の手掛かり材料に乏しいなか、週末要因もあって利益確定売りに傾く可能性がある。
20日の東証1部売買代金は1兆7748億円(前日は1兆6966億円)と増加したとは言え、4日連続の2兆円割れ。海外投資家の見送り姿勢は長引くとみられ、精彩を欠く動きが続きそうだ。
直近の「マド」(12日高値2万2874円-13日安値2万3111円)埋めに進み、目先的な下値メドとして25日移動平均線(2万2699円)が意識される。
また、今週に入って5日線(2万3085円、20日時点)に上値が抑えられる状況が続いているが、週末値で同水準を上回ることができるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント
23737.38 ボリンジャー:+3σ(25日)
23706.54 ボリンジャー:+3σ(13週)
23391.27 ボリンジャー:+2σ(25日)
23299.06 ボリンジャー:+2σ(13週)
23113.01 6日移動平均線
23045.16 ボリンジャー:+1σ(25日)
22891.58 ボリンジャー:+1σ(13週)
22880.62 ★日経平均株価20日終値
22771.70 均衡表転換線(日足)
22755.53 ボリンジャー:+1σ(26週)
22699.06 25日移動平均線
22524.40 均衡表転換線(週足)
22524.40 均衡表基準線(日足)
22484.09 13週移動平均線
22425.62 均衡表雲上限(週足)
22385.00 均衡表雲上限(日足)
22352.95 ボリンジャー:-1σ(25日)
22305.48 新値三本足陰転値
22113.36 均衡表雲下限(週足)
ローソク足は陰線を引き、昨日に続いてザラ場高値が5日線に届かなかった。5日線が本日下向きに転じたこともあり、短期的な調整圧力の増大が窺える。ただ、25日線は上向きをキープし、日足の一目均衡表の転換線と基準線がともに横ばいを続けてもみ合い継続を示唆しているため、直近の下落は短期的なボックス下限を探る動きとみられる。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では終値が+1σと中心線のほぼ中間まで下降し、8月14日高値の+3σ接近を直近ピークとする下降トレンドが鮮明になっており、一旦中心線付近までの調整圧力が明日以降の株価の上値を抑えよう。
目次
