「しばしの安息期の感」
木曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。
NYダウは46ドル高と4日ぶりに反発。
NASDAQは118ポイント高の11264ポイントと終値ベースの最高値を更新した。
NASDAQの最高値更新は6月上旬以降で19回目。
年初来では35回目。
けん引役はハイテクセクター。
アマゾンが1.1%高、マイクロソフトが2.3%高。
新型コロナ危機をうまく乗り切るとの期待が根強い。
第2四半期の売上高と実質利益がともに市場予想を超えたエヌビディアはほぼ変わらず。
100億ドルの自社株買い計画を明らかにしたインテルは1.7%高。
テスラは6.5%高。
株価は2001ドルと初の2000ドル台に乗せた。
週間新規失業保険申請件数が110万6000件。
前週の97万1000件から増加し再び100万件を超えた。
増加は3週ぶり。
「労働市場の回復の鈍さが浮き彫りになった」との解釈。
フィラデルフィア連銀業況指数も17.2と7月の24.1から低下。
CB米景気先行指数は104.4と前月から1.4%上昇。
上昇は3カ月連続。
予想の1.1%上昇も上回った。
10年国債利回りは0.652%。
2年国債利回りは0.143%。
ドル円は105円台後半。
SKEW指数は144.050。
恐怖と欲望指数は68→70。
木曜の日経平均は寄り付き97円安。
終値229円安の232880円と反落。
6日ぶりに23000円台を割り込んだ。
日足は2日ぶりの陰線。
TOPIX、マザーズ指数も反落。
東証1部の売買代金は1兆7749億円と4日連続2兆円割れ。
値上がり444銘柄(前日1115銘柄)。
値下がり1633銘柄(前日954銘柄)。
新高値42銘柄(前日72銘柄)。
新安値2銘柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは96.47(前日108.53)。
3日ぶりの2ケタ。
NTレシオは14.31倍(前日14.32倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
横ばって来た25日線(22699円)からは△0.80%。
8日連続で上回っておりサポートの格好。
右肩上がりの75日線は22054円。
200日線(22006円)からは△3.96%。
右肩下がりに転じた5日線(23085円)から▲0.89%。
3日連続で下回った。
今週は5日線に上値が抑えられる状況が継続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.974%(前日▲18.865%)。
買い方▲8.090%(前日▲7.258%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲25.124%(前日▲26.688%)。
買い方▲13.397%(前日▲12.024%)。
空売り比率は40.2%(3日連続の40%超:前日37.6%)。
空売り規制なしの比率は6.8%。
日経HVは18.5、日経VIは22.65。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.75倍(前日21.65倍)。
前期基準では18.00倍。
EPSは1051円(前日1055円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは21.75倍。
計算上のEPSは1051円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは20991円(前日21009円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.60%(前日4.56%)。
配当利回りは2.00%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.65倍。
前期基準では19.24倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
ドル建て日経平均は215.73(前日218.29、12月13日が219.64)。
昨年12月の219.68がターゲット。
東証1部単純平均株価は21円安の2117円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1876円(前日1853エン)。
東証1部の時価総額は610兆円(前日615兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比90円高の22970円。
高値23090円、安値22835円。
大証夜間取引終値は日中比120円高の23000円。
気学では「戻り売り方針の日。高値を見ても翌日弱し」。
月曜は「初め安いと後引き返す日。突っ込み買い良し」。
火曜は「変化注意日」。
水曜は「押し目買いの日。但し急伸後は利入れ良し」。
木曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
金曜は「寄り安は買いなれど、上放れ高きは売り狙え」。
ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23045円。
プラス2σが23391円。
プラス3σが23737円。
一目均衡の雲の上限が22385円。
13日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22338円で下限は22337円。
8日連続で雲の上。
白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
RSIが58.40。
RCIが88.74。
8月SQ値23350円は「幻」で5敗。
週足陽線基準は23240円。
先週末終値は22843円だった。
ココであいたマドは昨日ヒゲで埋めた格好。
《今日のポイント8月21日》
(1)NYダウは4日ぶりに反発。
NASDAQの最高値更新は6月上旬以降で19回目。
年初来では35回目。
ダウ輸送株指数は10ポイント高の10893ポイントと続伸。
SOX指数は0.90%安と続落。
(2)日経平均は6日ぶりの23000円割れ。
東証1部の売買代金は1兆7749億円と4日連続2兆円割れ。
新高値42銘柄(前日72銘柄)。
新安値2銘柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは96.47(前日108.53)。
3日ぶりの2ケタ。
(3)横ばって来た25日線(22699円)からは△0.80%。
8日連続で上回っておりサポートの格好。
200日線(22006円)からは△3.96%。
右肩下がりに転じた5日線(23085円)から▲0.89%。
3日連続で下回った。
今週は5日線に上値が抑えられる状況が継続。
(4)空売り比率は40.2%(3日連続の40%超:前日37.6%)。
(5)ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23045円。
勝手雲の上限は22338円で下限は22337円。
8日連続で雲の上。
白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
(6)8月SQ値23350円は「幻」で5敗。
週足陽線基準は23240円。
先週末終値は22843円だった。
ココであいたマドは昨日ヒゲで埋めた格好。
今年の曜日別勝敗(8月20日まで)
↓
月曜14勝15敗
火曜17勝14敗
水曜15勝16敗
木曜13勝19敗
金曜14勝16敗。
木曜のNYダウは46ドル高の27739ドルと4日ぶりに反発。
NASDAQは118ポイント高の11264ポイントと反発。
S&P500は10ポイント高の3385ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は10ポイント高の10893ポイントと続伸。
SOX指数は0.90%安と続落。
VIX指数は22.76。
225先物CME円建ては大証比日中比90円高の22970円。
ドル建ては大証日中比100円高の22980円。
ドル円は105.79円。
10年国債利回りは0.652%。
2年国債利回りは0.143%。
政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長のコメント。
国内の流行状況について「全国的に見ると大体ピークに達したというのが私たちの読み」。
感覚的には違和感のあるコメントながら、いわゆる「専門家」がそう言うのだからそうなのだろう。
加えて・・・。
「これまでの経験から流行を乗り切るには医療機関や保健所への支援。
接待をともなう飲食店、そうした地域などへの支援が重要なことがみえてきた。
国に対して早急にこうした支援ができる体制の確立を求めたい」とも。
疾病と政策が同居していることがやや理解不能だが、そうなのだろう。
ただ「インフルエンザヤ風邪とコロナはどこが違うのか」という素朴な疑問は残る。
明解な答えもあまり聞かれない。
それでも「全国的にはピーク」と言われれば少し安心感は出てくる。
そして、マスクの販売規制は29日に解除。
「コロナは冬と夏に拡大する」という少数意見を考えれば秋はしばしの安息期なのかも知れない。
危機論者が最近話題にするのは「揚子江中流に位置する三峡ダム決壊」説。
万一、ダムが決壊すれば、約30億立方平米の水が下流域を飲み込むことという可能性だ。
サプライチェーンの寸断がブラックスワンという説になる。
1993年に着工、2009年に竣工した三峡ダム。
総発電量2250万キロワット。
総貯水量は393億立方メートルと黒部ダムのおよそ200倍。
湖水面積は琵琶湖の約1.7倍にあたる1084平方キロメートル。
総工費は2000億元(現在のレートで3.7兆円)。
警戒すべきはその歴史。
2000年の三峡ダム建設プロジェクトの2期工事。
三井物産を通じて住友金属(現・日本製鉄)が水圧鉄管用の鋼板を4600トン受注。
しかし品質検査の結果、衝撃に対する強度が基準を満たしておらず、一部が不合格になった。
最終的には日本側が陳謝し住友金属が代替品を納入して解決していた。
もし何かが起こればこれを持ち出してくる可能性は高く、ダムの安全を祈るばかりだ。
日経朝刊では「海外勢、日本株を再評価」の見出し。
8月第2週の海外投資家の買い越し額は現物・先物合計で9899億円。
お盆の週で営業日は4日だったが現物3663億円・先物6236億円の買い越し。
もっとも海外投資家の今年の売り越し額は約7兆円。
売り姿勢が買戻しに転じて買い増しになればそれこそ24000円から上の世界も見えてこようか。
・東証投資主体別売買動向(週間)8月第2週、海外投資家2週連続買い越し(3663億円)
個人3週連続売り越し(5184億円)信託銀行、2週ぶり売り越し(522億円)
・東証マザーズ投資主体別売買動向(週間)8月第2週、
海外投資家2週連続買い越し(103.71億円)個人2週連続売り越し(12.59億円)
・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)8月第2週
海外投資家2週ぶり売り越し(15.89億円)、個人2週ぶり買い越し(17.00億円)
◇━━━ カタリスト━━━◇
ヨシムラ・フード(2884)・・・動兆
ヨシムラフードサービスに注目する。
同社は複数の中小食品企業をM&A、拡大が中核。
傘下に食品卸、中華、冷食、清酒、水産加工、製麺など
乾麺、シューマイ等堅調。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
