続伸後、上値の重い展開か

25日の日経平均株価は続伸後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3000円-2万3300円。
昨日24日の堅調な地合いやコロナ治療に関する好材料を受けて米国株が強い上昇を見せたことから、日本株もこれに連動する展開を予想する。
 
ただ、上値では戻り待ちの売りが控えていることも想定される。
米中関係や、週末に控える米カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)に対する様子見ムードも漂うなか、夏枯れの様相が強まっている。
昨日24日の東証1部の売買代金は1兆5397億円にとどまり、活況の目安とされる2兆円を6営業日連続で割り込んでいる。手掛かり材料難のなか、相場の継続的な上昇には、売買代金の増加がポイントになりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(24日終値は105円85-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同125円05-09銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比170円高の2万3170円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■日本システム技術<4323>
21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比0.4%増の10.2億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。
 
■大和重工<5610>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.69%にあたる5万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月25日から12月31日まで。
 
■SERIOホールディングス<6567>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■タムラ製作所<6768>
上期経常を8倍上方修正。
 
■JESCOホールディングス<1434>
ベトナムでホテルプロジェクト新築工事案件を受注。受注金額は3.4億円。
 
■いい生活<3796>
7月のクラウドソリューション事業売上高は前年同月比6.2%増の1.7億円と増収基調が続いた。
 
■日本エンタープライズ<4829>
子会社ダイブがNTTドコモ<9437>と「dポイント」「d払い」の東海エリアでの販売活動に関する業務委託契約を締結。加盟店拡大に向けた事前調査や提案資料作成から営業支援を行う。
 
■フォースタートアップス<7089>
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「スタートアップ向け経営人材支援事業の取り組み状況に関する調査事業」の委託先として採択。
 
■西松屋チェーン<7545>
8月既存店売上高は前年同月比8.2%増と増収基調が続いた。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
25(火)
【国内】
20年国債入札
 
【海外】
独8月Ifo景況感指数(17:00)
米6月FHFA住宅価格指数(22:00)
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
米7月新築住宅販売(23:00)
《米決算発表》
ベストバイ、セールスフォース・ドットコム

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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