「シメタ、シメタ」
週明けのNY株式市場で主要3指数は3日続伸。
NASDAQとS&P500は連日の過去最高値更新。
NYダウは1.35%高となったが過去最高値からは約4.2%下回った水準。
もっとも終値ベースの28000ドル台は2月以来約半年ぶり。
「株価上昇の裾野は広がり、その動きは輸送株にも反映されている」という見方だ。
「市場は来年に向けて順調に進んでいる。
ワクチンや複数の治療薬のほか、政府が景気支援を継続する見通し。
労働者の復職と学校再開への期待だ」という声もある。
食品医薬品局(FDA)が血漿治療法の緊急使用を許可したことを受けて世界的に株価は上昇。
もっともWHOは慎重な見方だ。
英アストラゼネカとオックスフォード大が開発するコロナワクチンの緊急使用をトランプ政権は検討。
この報道も材料視された。
28日に1対4の株式分割を予定しているアップルが1.2%高で500ドル台に乗せた。
ボーイングが6.4%高でダウの上昇に寄与。
経済再開の勢いが強まるとの期待から、カーニバルやユナイテッド・エアラインズが急伸。
コールズやギャップも上昇した。
市場の関心は27日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の金融政策の枠組み見直しに関する講演だ。
経済回復を促進する追加策が明らかになる可能に期待する向きは多い。
「投資家はおそらくポジションを調整している」という見方もある。
10年国債利回りは0.654%。
2年国債利回りは0.155%。
ドル円は106円を挟んだ水準。
SKEW指数は147.23と上昇。
恐怖と欲望指数は69→71。
週明けの日経平均は寄り付き7円安。
終値65円高の22985円。
3日連続で23000円台を割り込んだ。
「今日は50円安程度」という皮相的なトレンド追随型の解釈が多かったがこれは間違った。
日足は3日ぶりの陽線。
ただザラバ高値は先週21日の23135円より下の23012円。
「上値が重いという表現がぴったり」との解釈もあった。
東証1部の売買代金は1兆5398億円と6日連続2兆円割れ。
8月17日に次ぎ今年3番目の低水準だった。
6日続けての2兆円割れは昨年12月23日―30日(6日間)以来。
7日連続となると、昨年8月14日―19日(12日間)以来となる。
マザーズ市場の売買代金は3256億円。
5月26日(緊急事態宣言が全面解除された翌日)の3293億円に次ぐ今年2番目の水準。
値上がり999銘柄(前日1330銘柄)。
値下がり1070銘柄(前日718銘柄)。
新高値85銘柄(前日69銘柄)と今月最大。
新安値2銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは94.25(前日100.45)。
意外なことに2日ぶりの2ケタに低下。
NTレシオは14.30倍(前日14.29倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
横ばって来た25日線(22713円)からは△1.20%。
10日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22136円。
200日線(22010円)からは△4.43%。
右肩下がりの5日線(22989円)から▲0.02%。
5日連続で下回った。
依然として5日線に上値が抑えられる状況。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.791%(前日▲18.568%)。
買い方▲7.285%(前日▲7.636%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲27.700%(前日▲25.928%)。
買い方▲11.264%(前日▲13.365%)。
空売り比率は37.4%(2日連続40%割れ:前日38.3%)。
空売り規制なしの比率は7.5%。
日経HVは18.2、日経VIは21.99。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.83倍(前日21.79倍)。
前期基準では18.04倍。
EPSは1052円(前日1051円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは21.82倍。
計算上のEPSは1053円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは21087円(前日21027円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.58%(前日4.59%)。
配当利回りは1.99%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.81倍。
前期基準では19.35倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
ドル建て日経平均は217.17(前日218.29、12月13日が219.64)。
昨年12月の219.68がターゲット。
東証1部単純平均株価は6円高の2134円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1983円(前日1843円)。
東証1部の時価総額は613兆円(前日612兆円)。
時価総額の壁が立ちはだかる。
シカゴ225先物終値は大証日中比170円高の23170円。
高値23170円、安値22840円。
大証夜間取引終値は日中比150円高の23150円。
気学では火曜は「変化注意日」。
水曜は「押し目買いの日。但し急伸後は利入れ良し」。
木曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
金曜は「寄り安は買いなれど、上放れ高きは売り狙え」。
ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23063円。
プラス2σが23412円。
一目均衡の雲の上限が22456円。
15日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22415円で下限は22337円。
11日連続で雲の上。
白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
RSIが67.84。
RCIが78.01。
8月SQ値23350円は「幻」で7連敗。
《今日のポイント8月25日》
(1)NY株式市場で主要3指数は3日続伸。
ダウ輸送株指数は207ポイント高の11148ポイントと4日続伸。
SOX指数は0.96%高と続伸。
3市場の売買高は89.4億株(20日平均は95.3億株)。
(2)日経平均は3日連続の23000円割れ。
8月SQ値23350円は「幻」で7連敗。
東証1部の売買代金は1兆5398億円と6日連続2兆円割れ。
6日連続の2兆円割れは昨年12月23日―30日(6日間)以来。
7日連続となると、昨年8月14日―19日(12日間)以来となる。
マザーズ市場の売買代金は3256億円。
5月26日の3293億円に次ぐ今年2番目の水準。
(3)新高値85銘柄(前日69銘柄)と今月最大。
新安値2銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは94.25(前日100.45)。
意外なことに2日ぶりの2ケタに低下。
(4)横ばって来た25日線(22713円)からは△1.20%。
10日連続で上回っておりサポート。
200日線(22010円)からは△4.43%。
右肩下がりの5日線(22989円)から▲0.02%。
5日連続で下回った。
依然として5日線に上値が抑えられる状況。
(5)空売り比率は37.4%(2日連続40%割れ:前日38.3%)。
(6)ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23063円。
プラス2σが23412円。
一目均衡の雲の上限が22456円。
15日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22415円で下限は22337円。
11日連続で雲の上。
白い勝手雲は27日頃に厚くなる。
週明けのNYダウは378ドル高の28308ドルと3日続伸。
NASDAQは67ポイント高の11379ポイントと3日続伸。
S&P500は34ポイント高の3431ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は207ポイント高の11148ポイントと4日続伸。
SOX指数は0.96%高と続伸。
VIX指数は22.32。
3市場の売買高は89.4億株(20日平均は95.3億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比17円高の23170円。
ドル建ては大証日中比180円高の23180円。
ドル円は105.98円。
10年国債利回りは0.654%。
2年国債利回りは0.155%。
司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」の一場面。
バルチック艦隊がやってきた日本海海戦での秋山真之参謀。
バルチック艦が見えた時、「敵艦見ゆ」と「そら来たぞ」。
有名なのは「天気晴朗なれども波高し」の文言。
天気晴朗ならば敵艦も見えるし、波高しならば訓練した日本海軍の砲術はロシアに負けない。
そんな意味を含んでいたという。
そして秋山真之参謀は「シメタ、シメタ」と阿波踊りのように踊りだしたという。
司馬氏の解釈。
「戦術家というのは、敵が予想通りに来るということの不思議な瞬間に賭けているようなものであり、
戦術家としての仕事のほとんどはこの瞬間に完成する。
いずれにしても真之は狂喜した」。
これは株式市場の参謀たちにも通用するのではなかろうか。
「シメタ。シメタ」
この呟きこそ、性格の悪い市場関係者の実は憧れなのかも知れない。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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(兜町カタリスト櫻井)
