26日の日経平均は小反落。5円91銭安の2万3290円86銭(出来高概算8億5998万株)で取引を終えた。
前日までの上昇に対する利益確定が優勢となったが、指数インパクトの大きい値がさ株の一角が下支えする格好となり、日経平均は前日の終値を挟んでのもみ合いとなった。ほぼ前日比マイナスの状態が続いており、後場寄り付き直後には下げ幅が100円に迫る場面もみられたが、引けにかけて上昇に転じる場面もみられるなど、底堅さが意識されていた。
あす27日の日経平均株価はもみ合い展開か。
手掛かり材料の乏しいなか、海外要因にらみの展開になるが、現地27-28日には米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の開催を控え、様子見気分に傾く可能性がある。
今回はオンライン形式での開催となるが、米金融政策をめぐるパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を見極めたいとして、積極的な売買は手控えられよう。
今晩のダウ平均がどう動くかが、日本株の方向性を左右しそうだ。指数は案外であったが、個別では材料があればとにかく買っておけといった風の荒い値動きも散見された。
週末を前にそろそろ手じまいムードが強まる展開は想定しておくべき。値持ちの良かった銘柄群がそろって売られた場合、全体もそれにつられて崩れることもあり得るが、今週上回った5日線(2万3074円、26日時点)がサポートになるかが注目される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
26655.51 ボリンジャー:+3σ(26週)
24776.09 ボリンジャー:+2σ(26週)
23907.57 ボリンジャー:+3σ(25日)
23861.17 ボリンジャー:+3σ(13週)
23524.65 ボリンジャー:+2σ(25日)
23439.39 ボリンジャー:+2σ(13週)
23290.86 ★日経平均株価26日終値
23141.74 ボリンジャー:+1σ(25日)
23141.44 均衡表転換線(日足)
23080.78 6日移動平均線
23017.61 ボリンジャー:+1σ(13週)
22945.50 新値三本足陰転値
22896.68 ボリンジャー:+1σ(26週)
22758.82 25日移動平均線
22595.84 13週移動平均線
22570.52 均衡表転換線(週足)
22570.52 均衡表基準線(日足)
22436.51 均衡表雲上限(日足)
22375.91 ボリンジャー:-1σ(25日)
22364.93 均衡表雲上限(週足)
22225.80 75日移動平均線
22174.06 ボリンジャー:-1σ(13週)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
22014.50 200日移動平均線
ローソク足は陽線を引き、短い胴体から上下にヒゲを出す「小陽線」を描き、投資家の気迷いを窺わせた。5日線や25日線は上向きをキープしたが、一目均衡表の転換線と基準線は横ばいとなり、強気相場中の上昇一服の形状。
東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は102.10%(昨日101.11%)と依然として中立圏中央にとどまり、目先は方向感の定まりにくい相場が続こう。
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