「10年先より明日の上昇」

「10年先より明日の上昇」
 
 
水曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。
NASDAQは連日、S&P500は4日連続で終値ベースでの過去最高値を更新。
「大型モメンタム株が引き続き選好された」の見方。
NYダウに新規採用され決算も好調だったセールスフォースが26%上昇。
ネットフリックスは11.6%上昇し約3年ぶりの大幅高。
年初来の上昇率は69%。
フェイスブックは8.2%上昇。
「コロナ感染状況がどう転んでも、これら企業の事業は継続するという信頼感がある」という楽観が背景だ。
耐久財受で民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は前月比1.9%増加。
6月の4.3%増からはペースが鈍化した。
債券市場はジャクソンホールの会合待ち。
パウエル議長が講演でインフレ期待を高めるとの見方だ。
10年国債利回りは0.688%。
2年国債利回りは0.152%。
ドル円は106円を挟んだ水準。
SKEW指数は142.09と低下。
恐怖と欲望指数は73→75。
完全にリスクオンで欲望満載の世界に突入した。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き39円安。
終値5円安の23290円と4日ぶりの反落。
高値は23348円でSQ値23350円の一歩手前までだった。
「前日にコロナ急落前の水準を回復した達成感からか売り方・買い方とも動けず」との見方だ。
日足は3日連続陽線。
東証1部の売買代金は1兆6566億円と2日ぶりに2兆円割れ。
マザーズ指数は反発。
値上がり925銘柄(前日1643銘柄)。
値下がり1115銘柄(前日467銘柄)。
新高値43銘柄(前日83銘柄)。
新安値1銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは102.10(前日101.11)。
NTレシオは14.33倍(前日14.30倍)。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
25日線(22758円)からは△2.34%。
12日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22225円。
200日線(22014円)からは△5.80%。
右肩上がりの5日線(23074円)から△0.94%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.08%(前日▲19.494%)。
買い方▲6.48%(前日▲7.049%)。
空売り比率は37.4%(4日連続40%割れ:前日37.3%)。
空売り規制なしの比率は6.4%。
Quick調査の8月21日時点の信用評価損率は▲14.58%。
(前々週▲20.60%→▲17.86%→15.58%)。
3週連続の改善。
8月21日時点の裁定売り残は184億円減の1兆6517億円。
(当限は1兆3984億円)
2週連続の減少。
同裁定買い残は184億円増の5216億円。
(当限は4564億円)。
3週連続の増加。
日経HVは18.8、日経VIは21.97。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.11倍(前日22.14倍)。
前期基準では18.28倍。
EPSは1053円(前日1052円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは22.11倍。
計算上のEPSは1053円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21173円(前日21087円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.52%(前日4.52%)。
配当利回りは1.96%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.06倍。
前期基準では19.54倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.22倍。
ドル建て日経平均は218.88(前日219.76)。
東証1部単純平均株価は0.76円高の2153円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1926円(前日1756円)。
東証1部の時価総額は619兆円(前日620兆円)。
時価総額の壁が立ちはだかる。
シカゴ225先物終値は大証日中比60円高の23280円。
高値23335円、安値23150円。
大証夜間取引終値は日中比60円高の23280円。
気学では木曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
金曜は「寄り安は買いなれど、上放れ高きは売り狙え」。
ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23141円。
プラス2σが23524円。
プラス3σが23907円。
一目均衡の雲の上限が22436円。
17日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22764円で下限は22524円。
13日連続で雲の上。
RSIが68.53。
RCIが78.85。。
今年13勝19敗と負け越しの木曜。
 
《今日のポイント8月27日》
 
(1)NY株式市場は主要3指数が上昇。
   NASとS&Pは連日の過去最高値更新。
   ダウ輸送株指数は0.46ポイント安の11126ポイントと続落。
   SOX指数は0.32%高と3日続伸。
   恐怖と欲望指数は73→75。
   完全にリスクオンで欲望満載の世界に突入した。
 
   
(2)日足は3日連続陽線。
   東証1部の売買代金は1兆6566億円と2日ぶりに2兆円割れ。
   マザーズ指数は反発。
 
 
(3)25日線(22758円)からは△2.34%。
   12日連続で上回っておりサポート。
   200日線(22014円)からは△5.80%。
   右肩上がりの5日線(23074円)から△0.94%。
   2日連続で上回った。
 
(4)空売り比率は37.4%(4日連続40%割れ:前日37.3%)。
   Quick調査の8月21日時点の信用評価損率は▲14.58%。
   (前々週▲20.60%→▲17.86%→15.58%)。
   3週連続の改善。
 
 
(5)8月21日時点の裁定売り残は184億円減の1兆6517億円。
   (当限は1兆3984億円)
   2週連続の減少。
   同裁定買い残は184億円増の5216億円。
   (当限は4564億円)。
   3週連続の増加。
 
(6)空売り比率は37.3%(2日連続40%割れ:前日37.4%)。
   8月21日時点の信用売り残は115億円減の9388億円。
   2週ぶりの減少。
   同信用買い残は1044億円増の2兆2293億円。
   2週ぶりに増加。
   2兆円台は15週連続。
   金額ベースでの信用倍率は2.37倍(前週は2.24倍)。
 
(7)ボリンジャーは拡散。
   プラス1σが23141円。
   プラス2σが23524円。
   プラス3σが23907円。
 
 
(8)シカゴ225先物終値は大証日中比60円高の23280円。
   高値23335円、安値23150円。
   大証夜間取引終値は日中比60円高の23280円。
   今年13勝19敗と負け越しの木曜。
 
 
 
今年の曜日別勝敗(8月26日まで)

月曜15勝15敗
火曜18勝14敗
水曜15勝17敗
木曜13勝19敗
金曜15勝16敗。
 
 
水曜のNYダウは83ドル高の28331ドルと反発。
NASDAQは198ポイント高の11665ポイントと5日続伸。
S&P500は35ポイント高の3478ポイントと5日続伸。
ダウ輸送株指数は0.46ポイント安の11126ポイントと続落。
SOX指数は0.32%高と3日続伸。
VIX指数は23.23。
3市場の売買高は85.5億株(20日平均は94.2億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比60円高の23280円。
ドル建ては大証日中比70円高の23290円。
ドル円は105.98円。
10年国債利回りは0.688%。
2年国債利回りは0.152%。
 
日経では「マザーズ売買活況」の見出し。
売買代金は9日連続で2000億円を超えた。
これは2013年12月以来6年8か月ぶり。
東証1部の売買代金に対するシェアは24日に21%まで上昇。
03年の指数算算出以来最大となった。
市場は「安定ではなく変動を求めている」ということの傍証でもあろうか。
「10年後の5倍」と「明日のストップ高」。
市場の多くは明日のストップ高を求めているはず。
その証左でもある。
この環境で「いいものと安く買って長く持つ」は所詮お題目にしか過ぎない。
この理論と実戦のかい離が続くと、また市場離れということが起きる可能性もある。
もっともマザーズの活況は明日の一部市場活況の前触れというのが経験則。
悪くはない展開だ。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)

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