「さじ加減」

「さじ加減」
 
週明けのNY株式市場でNYダウは4日ぶりに反落。
アップルの分割やダウ採用銘柄入替の影響もあったとの解釈だ。
S&P500は8日ぶりの反落。
一方NASDAQは続伸。
主要3指数は5カ月連続高。
S&Pは18年に6カ月連の上昇を記録して以来の長期上昇。
この5カ月に35.6%上昇し1938年以来の好成績となった。
8月の大幅高というのも1986年以来。
S&Pはコロナ危機前の水準を3.8%、NASDAQは約20%上回っている。
市場の今度の関心は今週末の雇用統計。
「景気回復のペースを見極めるために雇用統計は重要だ。
追加経済対策策定に向け議会に対する圧力が高まる可能性もある」という見方だ。
10年国債利回りは0.706%。
2年国債利回りは0.132%。   
日本の次期首相が「アベノミクス」政策を継続するとの見方から105円台後半に下落。
SKEW指数は144,67。
恐怖と欲望指数は77→75。
 
 
週明けの日経平均は寄り付き265円高。
終値357円高の23139円と4日ぶりに反発。
前場は一時459円高。
先週金曜日の高値23315円を回復したが後場失速。
日足は3日連続陰線。
月足は2か月ぶりに陽線。
東証1部の売買代金は2兆3509億円と2日連続の2兆円超。
新興2市場も反発。
値上がり1605銘柄(前日568銘柄)。
値下がり492銘柄(前日1543銘柄)。
新高値50銘柄(前日50銘柄)。
新安値1銘柄(前日7銘柄)。
騰落レシオは100.33(前日91.99)。
NTレシオは14.30倍(前日14.26倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
横ばった25日線(22793円)からは△1.52%。
15日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22335円。
横ばった200日線(22017円)からは△5.10%。
右肩下がりの5日線(23163円)から▲0.10%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.861%(前日▲17.166%)。
買い方▲7.513%(前日▲9.078%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲26.207%(前日▲27.014%)。
買い方▲13.601%(前日▲16.472%)。
空売り比率は40.6%(2日連続の40%超:前日40.8%)。
空売り規制なしの比率は6.6%。
日経HVは16.6、日経VIは22.98。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.04倍(前日21.87倍)。
前期基準では18.19倍。
EPSは1049円(前日1045円)。
暫定PERは22.04倍。
計算上のEPSは1049円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21036円(前日20993円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.54%(前日4.57%)。
配当利回りは1.96%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.96倍。
前期基準では19.43倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.21倍。
ドル建て日経平均は219.04(前日215.39)。
一時221ポイント台に乗せた場面もあった。
東証1部単純平均株価は25円高の2137円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1752円(前日1695円)。
東証1部の時価総額は615兆円(前日611兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比60円安の23100円。
高値23370円、安値22950円。
大証夜間取引終値は日中比80円安の23080円。
気学では「気味が悪くても突っ込み売りは見送り。悪目買い狙え」。
水曜は「後場大動きする日。前止め足取りにつくべし」。
木曜は「不時高を見る日。押し目買い方針良し」。
金曜は「逆行性強く、前日の足取りに反して動く」。
ボリンジャーのプラス1σが23192円。
プラス2σが23591円。
一目均衡の雲の上限が22546円。
20日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22935円で下限は22524円。
2日ぶりで雲の上。
RSIが59.04。
RCIが47.53。
 
 
《今日のポイント9月1日》
 
(1)NYダウは4日ぶりに反落。
   アップルの分割やダウ採用銘柄入替の影響もあったとの解釈だ。
   S&P500は8日ぶりの反落。
   一方NASDAQは続伸。
   ダウ輸送株指数は136ポイント安の11185ポイントと反落。
   SOX指数は0.16%安と反落。
 
(2)日経平均は4日ぶりに反発。
   日足は3日連続陰線。
   東証1部の売買代金は2兆3509億円と2日連続の2兆円超。
   3日新甫だった8月月足は2か月ぶりの陽線。
   月別では4勝4敗の五分に戻した。
 
(3)横ばった25日線(22793円)からは△1.52%。
   15日連続で上回っておりサポート。
   横ばった200日線(22017円)からは△5.10%。
   右肩下がりの5日線(23163円)から▲0.10%。
   2日連続で下回った。
 
(4)空売り比率は40.6%(2日連続の40%超:前日40.8%)。
 
(5)ボリンジャーのプラス1σが23192円。
   プラス2σが23591円。
   勝手雲の上限は22935円で下限は22524円。
   2日ぶりで雲の上。
   
(6)シカゴ225先物終値は大証日中比60円安の23100円。
   高値23370円、安値22950円。
   大証夜間取引終値は日中比80円安の23080円。
   今年の火曜は18勝14敗と勝ち越し。
   荒れる9月の初日。
 
 
今年の曜日別勝敗(8月31日まで)

月曜16勝15敗
火曜18勝14敗
水曜15勝17敗
木曜13勝20敗
金曜15勝17敗。
 
 
週明けのNYダウは223ドル安の28480ドルと4日ぶりに反落。
NASDAQは79ポイント高の11775ポイントと続伸。
S&P500は7ポイント高の3500ポイントと8日続伸。
ダウ輸送株指数は136ポイント安の11185ポイントと反落。
SOX指数は0.16%安と反落。
VIX指数は26.49。
3市場の売買高は94億株(20日平均は91.8億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比60円安の23100円。
ドル建ては大証日中比55円安の23105円。
ドル円は105.89円。
10年国債利回りは0.706%。
2年国債利回りは0.132%。
 
急反発の8月というのが今年の予想。
理由はイスラムのヒジュラ暦の新年が8月20日だからというもの。
ここ10年以上、イスラムの新年は毎年上昇しているのだが、今年も事前の信用力はなかった。
ただ終わってみれば8月の日経平均は1429円高(6.38%)。
3か月ぶりに大幅高となった。
2か月ぶりに23000円台。
2月21日の急落前の水準(23386円)を一時回復した場面もあった。
今年も結局ヒジュラ暦は効いた格好。
因みに、今年の予想で9月は「続伸」なのだが・・・。
 
落語というのは伝統的な同じネタをそれぞれが料理して話すもの。
株式実況や解説は今起きていることを、多少料理して話すもの。
素材が日々違うという点が大きく異なる。
でも、素材が違っても切り口がそう変わる訳ではない。
違う材料を同じ切り口で話すのが実況解説とも言えようか。
一方で、同じ素材の切り口を変えて話すのが落語ともいえる。
全く逆に見えるが、どうも似ている部分が多いような気がする。
切り口如何で同じ素材がいかようにも映るという点は一緒だろう。
そして、実況や解説も十年一日のごとくの切り口では飽きられる。
斬新な手を日々見つけなければならない。
30年前、40年前の解釈が現在でも通じることもある。
しかし新しい解釈でなければつじつまが合わないことも多い。
このさじ加減が微妙に難しいものでもある。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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