50円安と小反落、NYダウ下落を受け

【寄り付き概況】

1日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比50円13銭安の2万3089円63銭。前日に一時400円超上昇し、2月21日の新型コロナウイルスの感染拡大による急落前の水準に近づく場面もあったことから、高値警戒感が強まっている。
 
前日の米国株市場では主要株指数が高安まちまちの展開で、景気敏感株中心に利食われNYダウが反落したものの、ナスダック総合指数は続伸し過去最高値を更新した。
また、外国為替市場では1ドル=105円90銭台近辺の推移と円安方向に振れており、東京株式市場でも主力ハイテクセクターには追い風が意識される。
ただ、総裁選の行方やこれまでの政策の持続性及び新内閣の顔ぶれなど先行きが見通しづらく、目先は様子見ムードも拭えない。前日に日経平均は250円あまり上昇したが、終盤に伸び悩むなど気迷いムードも強く、きょうも強弱感対立のなか、方向性が定まりにくい展開となりそうだ。
 
個別ではトヨタ、ソフトバンクG、ファーストリテが安く、アドバンテス、TDK、京セラは軟調。半面、ファナック、東エレク、富士通が買われている。
 
 

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