日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比11円83銭高い3543円77銭だった。
軟調な海外市場や昨日に上昇したことへの警戒感から利食い売りに押され、ジャスダック平均は小反落してスタートした。寄り付き後は、プラス圏とマイナス圏を繰り返し、前日終値付近で推移する方向感の無い展開が継続した。しかし、後場に入り時価総額上位の出前館など巣籠り関連銘柄が強含みしたことで、ジャスダック平均も上げ幅を拡大し、本日の高値付近で取引を終了した。
東証1部の主力株の方向感が乏しい展開のなか、相対的に値動きが大きい新興株に投資家の買いが集まった。一方で、マクドナルドやハーモニックなどジャスダックの主力銘柄が緩んだ。
ジャスダック市場の売買代金は概算で554億円、売買高は9467万株と、8月21日以来およそ1週間ぶりに1億株を下回った。値上がり銘柄数は339、値下がり銘柄数は266となった。
個別では、ZOA、アズ企画設計、アルファクス・フード・システム、カーディナル、日本テレホンがストップ高。出前館、スパンクリートコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。ケア21、ブロードバンドタワー、ULSグループ、Eストアー、ヒロセ通商など9銘柄は年初来高値を更新。NaITO、タウンニュース社、アンビスホールディングス、妙徳、アテクトが買われた。
一方、ケイブ、ウチダエスコがストップ安。ハビックス、オンキヨーは年初来安値を更新。GFA、不二硝子、イオン九州、田中建設工業、SAMURAI&J PARTNERSが売られた。
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