日経平均は反発。きのう同様、様子見ムードの強い地合いではあったが、後場にマザーズ指数が失速して崩れそうになったところでは、その流れに待ったをかけるような動きも見られた。終わってみれば終日2万3000円より上で推移して3桁の上昇と、値固めも進んでいる。
ここから先は、週末に米8月雇用統計の発表を控えていることもあり、方向感がより一層出づらくなると考える。
日経平均は胴体部分と上下のヒゲが短い小陰線を引き、小陽線で引けた前日に続いて気迷いムードを強くにじませた。終値は連日の5日線超えとなり、短期的な調整圧力の後退が窺える反面、5日線は下降を続け、パラボリックも売りサイン点灯を継続しているため、上値追いには進展しにくい地合いとみられる。一目均衡表では基準線と転換線が前日に続いて横ばいで終了し、もみ合い相場の延長が予想される。
あす3日の日経平均株価は、上値に重い展開か。
国内での手掛かり材料に乏しく、当面は米国株や為替頼みになるとみられるが、指数自体に上値の重さを指摘する向きは多い。日経平均株価は8月25日に、新型コロナウイルス感染拡大による急落前の水準(2月21日終値2万3386円74銭)を一時回復する場面があったが、それ以降は2万3300円近辺で上値が重くなる状況が続いている。
市場では、「高値警戒感がくすぶっており、米株がこければ日本株も売られるだろう」との読みもあり、積極的な買いは期待しにくい。
ただ、米国株に比べて日本株の出遅れ感が指摘されるほか、前場軟地合いなら後場に日銀のETF(上場投資信託)買いが期待されるだけに、売り込みにくい面もあろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
24918.22 ボリンジャー:+2σ(26週)
24069.66 ボリンジャー:+3σ(25日)
23845.95 ボリンジャー:+3σ(13週)
23657.91 ボリンジャー:+2σ(25日)
23428.61 ボリンジャー:+2σ(13週)
23296.77 新値三本足陽転値
23247.15 ★日経平均株価2日終値
23246.17 ボリンジャー:+1σ(25日)
23151.23 6日移動平均線
23012.92 均衡表転換線(日足)
23011.27 ボリンジャー:+1σ(13週)
23007.92 ボリンジャー:+1σ(26週)
22834.42 25日移動平均線
22593.93 13週移動平均線
22582.57 均衡表雲上限(日足)
22570.52 均衡表転換線(週足)
22570.52 均衡表基準線(日足)
22422.67 ボリンジャー:-1σ(25日)
22421.00 75日移動平均線
22176.59 ボリンジャー:-1σ(13週)
22016.70 200日移動平均線
日経平均は胴体部分と上下のヒゲが短い小陰線を引き、小陽線で引けた前日に続いて気迷いムードを強くにじませた。終値は連日の5日線超えとなり、短期的な調整圧力の後退が窺える反面、5日線は下降を続け、パラボリックも売りサイン点灯を継続しているため、上値追いには進展しにくい地合いとみられる。
一目均衡表では基準線と転換線が前日に続いて横ばいで終了し、もみ合い相場の延長が予想される。
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