7日の日経平均株価は続落か。
日経平均株価の予想レンジは2万3050円-2万3350円。
前週末の米株式相場の連日の下落となったが、下を試した後に切り返しており、日本株へのネガティブな影響は限られると考える。ただ、本日の米国株がレーバーデーで休場ということもあり、様子見姿勢が強まるだろう。国内は台風が直撃しており、関連報道に神経質となる展開も想定され、また、商いも薄くなる可能性がある。
きょうはレーバーデーの祝日で米国の全市場が休場とあって、様子見ムードも広がりやすい。半面、ヘッジファンドなどが仕掛け的な売りに動けば、日経平均は節目の2万3000円を下回る可能性もあり、警戒が必要だろう。
一方、自民党総裁選で最有力候補と目される菅義偉官房長官が、デジタル行政を加速するため「デジタル庁」を創設する考えを示したことから、公文書のデータ化や行政手続きのオンライン化などに関連した銘柄に物色の矛先が向かう場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(前週末4日終値は106円16-18銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同125円69-73銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比5円高の2万3175円だった。
【好材料銘柄】
■北日本紡績<3409>
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、抗菌・抗ウイルス糸の研究開発を開始。また、プラスチック製品のリサイクル事業に参入する。このほか、株主割り当てによる新株発行を実施する。所有株式1株につき1株を交付し、発行価格は1株につき70円。
■ジオスター<5282>
今期経常を38%上方修正、未定だった上期配当は無配継続。
■テクノスマート<6246>
ドイツ・デュールグループ傘下と欧米におけるリチウムイオン二次電池用電極コーティングラインの製造・販売で業務提携。
■日本駐車場開発<2353>
今期経常は17%増益、0.25円増配へ。
■ケア21<2373>
今期経常を57%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ネットマーケティング <6175>
8月の「Omiai」新規会員数は13万1000人と過去最高を記録。
【主な経済指標・スケジュール】
7(月)
【国内】
7月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
ファーマフーズ、アスカネット、萩原工業、トーホー、学情、インスペック
【海外】
中国8月貿易収支
休場:米国(レーバーデー)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
