マザーズ指数は3日続落、電子商取引(EC)関連に売り
東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前週末比22.45ポイント安い1117.45だった。前週の米ハイテク株安を受け、マザーズ市場ではメルカリやBASEなど電子商取引(EC)関連に売りが続き、重荷となった。
イグニスやAIinsが下落した。一方、ジーエヌアイやメドレーが上昇した。このほか結婚相談所のパートナーAは、事業紹介動画を通じて婚活事業の認知度が高まるとの期待から買いが入った。
「東証1部でソフトバンクGやJAL、ANAなど個人投資家好みの銘柄が大きく動いたため、その分、マザーズやジャスダックの銘柄に動きが出にくかった」という。売買代金上位の顔ぶれに目立った変化はなく、新興市場全体の売買代金は4日に比べて減るなど商いも盛り上がらなかった。
マザーズ指数は3営業日続落、売買代金は概算で2125.63億円。騰落数は、値上がり105銘柄、値下がり214銘柄、変わらず8銘柄となった。
個別では、イトクロが年初来安値を更新。ビープラッツ、イグニス、KIYOラーニング、プロパティデータバンク、ニューラルポケットが売られた。
一方、ITbookホールディングス、リビン・テクノロジーズ、パートナーエージェント、ブティックスがストップ高。フロンティアインターナショナル、ブランディングテクノロジー、アイリックコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、ユナイテッド、ジェネレーションパス、アズーム、農業総合研究所など15銘柄は年初来高値を更新。リネットジャパングループ、リアルワールド、日本情報クリエイト、パルマ、ライトアップが買われた。
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