[概況]
7日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は106円台前半付近で小動きとなった。米国がレイバーデーにより、祝日であったことなどから取引参加者は限定的で方向感に乏しい値動きとなった。
一方、クロス円では英ポンド円が軟調で一時139.61円まで下落した。ジョンソン英首相が英国のEU離脱の問題について、10月15日までにEUと自由貿易協定(FTA)で合意できなければ交渉は決裂を判断すると明言したことから、先行きの不安感などから英ポンドは売られた。
テクニカル的には米ドル円は引き続き55日移動平均線(106.464円)付近がレジスタンスとして意識されそうだ。一方、英ポンド円では20日移動平均線(140.02円)を下抜ける展開となっており、同線がサポートからレジスタンスへ転換する可能性も考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
