続落後、もみ合い展開か

8日の日経平均株価は続落後、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは2万2300円-2万2700円。
米国株市場では主要株指数が終盤下げ幅を広げNYダウは400ドル近い下げをみせた。引き続き新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、市場心理を揺さぶっている。
昨日7日の軟調な動きや、景気回復への期待感が後退したとし、前日の欧米株式相場が下落したことを嫌気した売りが優勢になるだろう。
 
主要なETF(上場投資信託)の分配金支払い基準(決算日)は8日と10日に集中していることから、分配金をねん出するための売りも警戒される。
市場では約7000億円規模と推測されている。「このうちの一部はすでに売りが出ているとみられるが、当面の日本株の上値を圧迫する要因にはなるだろう」との声がある。
売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の動きを意識する展開が見込まれるだろう。
2万2500円近辺での一進一退が続くと考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(7日終値は107円63-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の前半(同121円46-50銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比125円安の2万2415円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■アマガサ <3070>
インドネシアで自社製品を販売するため、同国EC企業と業務提携を締結。
 
■TOKYO BASE <3415>
6月全社売上高は前年同月比11.5%増と6ヵ月ぶりに前年実績を上回った。既存店売上高は同3.2%減。
 
■ユニフォームネクスト <3566>
6月売上高は前年同月比36.7%増とプラスに転じた。
 
■TAKARA & COMPANY <7921>
今期経常は6%増で3期連続最高益更新へ。また、23年5月期に営業利益29億円(20年5月期実績は22億円)を目指す中期経営計画を策定。
 
■FRONTEO <2158>
旧来の創薬プロセスを変革する論文探索AIシステム「Amanogawa」を発表。
 
■ワッツ <2735>
6月既存店売上高は前年同月比10.0%増と8ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■マーチャント・バンカーズ <3121>
レヴィアス社とブロックチェーン技術を使ったセキュリティトークン発行取引プラットホームシステム関連業務で提携。
 
■ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222>
3-5月期(1Q)経常は5倍増益で着地。
 
■エルテス <3967>
ネットトラブルに困っている人と同分野に強い弁護士をつなぐ新サービス「ネット中傷解決くん」を提供開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(水)
【国内】
6月景気ウォッチャー調査(14:00)
《決算発表》
イオン、ファミリーマート、ウエルシアHD、イオンFS、ディップ、ベル24HD、MV東海、MV西日本、ヨンドシーHD、サーラ、ファンタジー、ジーフット、天満屋ス
 
【海外】
米5月消費者信用残高(7/9 4:00)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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