「起爆剤」

 
「起爆剤」
 
火曜のNY株式市場で主要3指数はそろって反落。
ニューヨーク州のクオモ知事のコメント。
「感染が再拡大しているデラウェア、カンザス、オクラホマ3州からの訪問者を14日間の自主隔離の対象にする」。
新型コロナウイルスの国内新規感染者数が一段と増加したことを嫌気した格好だ。
NY株式はこのところ上昇継続。
前日までS&P500が5日続伸。
NASDAQは火曜もザラバの最高値を更新。
引けはマイナス圏だったが取引時間の大半はプラスで推移した。
「多少の後退は健全。
3月安値からの信じ難い反発を受けて、下降局面では利食いやボラティリティーが高まる」という見方だ。
10年国債利回りは0.639%。
2年国債利回りは0.160%。
ドル円は107円台半ば。
恐怖と欲望指数は51→49。
SKEW指数は2.64ポイント低下の138.34。
連日の低下だが11日連続で130%超。
 
 
火曜の日経平均は寄り付き65円安、終値99円安の22614円。
4日ぶりの反落で日足は3日ぶりの陰線。
「ETF分配金絡みの換金売り警戒と利食い売りの交錯」との解釈。
「100円足らずの下落幅は過去3日間の上昇(592円)に対して常識的な範囲での調整」。
そんな声もある。
東証1部の売買代金は2兆1264億円。
3日ぶりに2兆円超。
値上がり805銘柄(前日1888銘柄)。
値下がり1281銘柄(前日244銘柄)。
新高値81銘柄(前日70銘柄)。
新安値銘5柄(前日6銘柄)。
騰落レシオは83.73(前日89.72)。
7日連続の2ケタ。
2日の79.71はボトムだった印象。
NTレシオは14.39倍と低下。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(22489円)からは0.56%のプラスかい離。
2日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は20581円。
右肩上がりの200日線(21896円)から3.26%のプラスかい離。
右肩下がりの5日線(22380円)から1.05%のプラスかい離。
3日連続サポートとなった。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.914%(前日▲17.188%)。
買い方▲8.900%(前日▲9.097%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.786%(前日▲16.378%)。
買い方▲14.851%(前日▲16.228%)。
空売り比率は38.8%(2日連続40%割れ)。
空売り規制なしの比率は7.8%。
7月3日時点の信用売り残は1103億円減の9164億円。
3週ぶりに減少。
同信用買い残は205億円減の2兆1949億円。
4週ぶりに減少。
2兆円台は8週連続。
ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
ピークは1月31日週の2兆4637億円。
金額ベースでの信用倍率は2.40倍(前週は2.16倍)。
日経HVは27.3、日経VIは22.49。
日経平均採用銘柄の予想PERは17.77倍(前日17.85倍)。
前期基準では17.62倍。
EPSは1272円(前日1266円)。
暫定PERは17.49倍。
計算上のEPSは1293円。
225のPBRは1.07倍。
BPSは21135円(前日21031円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.63%(前日5.57%)。
配当利回りは2.08%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.43倍。
前期基準では18.88倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は210.35倍(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は0.46円高の2103円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1944円(前日1756円)。
東証1部の時価総額は599兆円(前日601兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比125円安の22415円。
高値22705円、安値22405円。
大証夜間取引終値は日中比100円安の22440円。
気学では「相場の分岐を司る重要日」。
木曜は「人気に逆行して動く日」。
金曜は「一方に偏傾して動く日。足取りにつくべし」。
ボリンジャーのプラス1σが22842円。
プラス2σが23195円。
収束継続。
一目均衡の雲の上限は20999円。
36日連続で雲の上。
白く右肩上がりの勝手雲の上限は22357円で下限は22270円。
2日連続で黒くねじれた勝手雲を上回った。
RSIが53.07。
RCIが51.37。
一応SQ週の荒れる水曜日は今年12勝12敗と引き分け。
主要ETFの決算集中日の第一弾。
 
《今日のポイント7月8日》
 
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数はそろって反落。
   前日までS&P500が5日続伸。
   NASDAQは火曜もザラバの最高値を更新。
   引けはマイナス圏だったが取引時間の大半はプラスで推移した。
   恐怖と欲望指数は51→49。
   SKEW指数は2.64ポイント低下の138.34。
 
(2)騰落レシオは83.73(前日89.72)。
   7日連続の2ケタ。
   NTレシオは14.39倍と低下。
 
(3)右肩上がりの25日線(22489円)からは0.56%のプラスかい離。
   2日連続で上回った。
   右肩下がりの5日線(22380円)から1.05%のプラスかい離。
   3日連続サポートとなった。
 
(4)空売り比率は38.8%(2日連続40%割れ)。
   7月3日時点の信用売り残は1103億円減の9164億円。
   3週ぶりに減少。
   同信用買い残は205億円減の2兆1949億円。
   4週ぶりに減少。
   2兆円台は8週連続。
   ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
   ピークは1月31日週の2兆4637億円。
   金額ベースでの信用倍率は2.40倍(前週は2.16倍)。
 
(5)ボリンジャーのプラス1σが22842円。
   プラス2σが23195円。
   収束継続。
   一目均衡の雲の上限は20999円。
   36日連続で雲の上。
   白く右肩上がりの勝手雲の上限は22357円で下限は22270円。
   2日連続で黒くねじれた勝手雲を上回った。
 
(6)松井証券信用評価損益率速報。
   売り方▲17.914%(前日▲17.188%)。
   買い方▲8.900%(前日▲9.097%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率。
   売り方▲17.786%(前日▲16.378%)。
   買い方▲14.851%(前日▲16.228%)。
   売り方は依然苦戦。
 
(7)シカゴ225先物終値は大証日中比125円安の22415円。
   高値22705円、安値22405円。
   大証夜間取引終値は日中比100円安の22440円。
   気学では「相場の分岐を司る重要日」。
   アノマリーでは「上げの特異日」。
   SQ週の荒れる水曜日は今年12勝12敗と引き分け。
   主要ETFの決算集中日の第一弾。
   
 
 
今年の曜日別勝敗(7月7日まで)

月曜11勝13敗
火曜14勝11敗
水曜12勝12敗
木曜11勝15敗
金曜13勝12敗。
 
 
昨日の東証1部値上がりランキングトップはティアック(6803)。
その昔は音響の大手でその製品は結構憧れの的だった。
今は半導体装置センサー、医用画像記録再生機なども展開。
オンライン商談での「音声が安定しない点への不満」への対応への期待での買い物だったのだろうか。
それにしても言葉は悪いが上場はしているものの今はゾンビみたいな存在。
それがストップ高買い気配。
ときおり元気づく低位材料銘柄特有の動きなのだろう、
おもい起こされるのは平成七年七月七日。
旧日興證券の創業70年の記念営業の日だった。
当時は新宿伊勢丹支店の営業課長。
10時過ぎに場電のスピーカーから流れてきたのは「ティアック5円下で名古屋クロス条件で」。「行ける」と感じたので部下の顧客に電話し確保。
ティアックはその日の上昇上位となり即転。
記憶に残る株となった。
当時の株価は500円台で換算すると5000円台。
その後数日で700円台まで行った記憶がある。
それが25年後にまたストップ高で上昇率1位。
株価は130円→180円だから隔世の感。
因縁というか、相場は記憶というか、興味深い現象だった。
当日の日経平均は一時1131円高があって終値は957円高の16213円。
その後翌年6月の22750円へと続く相場反転の起爆剤だった。
 
火曜のNYダウは396ドル安の25890ドルと反落。
NASDAQは89ポイント安の10343ポイントと6日ぶりに反落。
S&P500は34ポイント安の3145ポイントと6日ぶりに反落。
ダウ輸送株指数は108ポイント安の9278ポイントと反落。
SOX指数は1.32%上昇。
VIX指数は29.35。
3市場の売買高は104億4000万株(過去20日平均は125.8億株)。
225先物CME円建ては大証日中比1215円安の22415円。
ドル建ては大証比日中比85円安の22455円。
ドル円は107.51円。
10年国債利回りは0.639%。
2年国債利回りは0.160%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
中本パックス(7811)・・・動兆
 
中本パックスに注目する。
同社はグラビア印刷を軸にラミネート、コーティング事業を展開。
食品包装、IT・工業材、医療に強み。
半導体関連が回復。
食品はコンビニ向け包材がテレワークによる都市部の減退でも加工食品用トレーが好調。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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