米ドル円は107円台前半付近で上値が重い推移

[概況]

 
9日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.175円まで下落し上値が重い展開となった。米国取引時間において、NYダウをはじめ米主要株価などが上昇したことにより、リスク選好の動きで米ドル売りがやや優勢となっているようだ。
 
この後は米新規失業保険申請件数(予想:137.5万件 前回:142.7万件)など米経済指標発表のほか、ユーロ圏の財務省会合が予定されており、同会合において欧州連合(EU)の復興基金案の協議が注目となりそうか。
 
また、8日にメルケル独首相はEUの欧州委員会が提案した7500億ユーロの新型コロナウイルス復興基金案について迅速に合意するよう呼び掛けている。テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(107.393円)を下抜け、推移しており同線がレジスタンスとなる可能性も考えらそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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