東証マザーズ指数は前日比10.05ポイント安の998.70ポイントと5日ぶり反落。
昨日の米国株式市場は、ハイテク株が相場の主役となったことから、今日の東京株式市場では新興市場の上昇が期待された。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が投資家心理を圧迫し、今日は寄り付きこそ高く始まったが、その後は利益確定売りに押され、終日売り物がちだった。
「新興市場も、それなりに資金の出入りはあった」という。ただ、前日まで上昇していた銘柄が多かったため、上値追いの材料を欠く中、全体としては利益確定売りに押され気味だった。
売買代金は概算で2253.29億円。騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり241銘柄、変わらず5銘柄となった。
東証マザーズ市場に7日新規上場したBエンジニアは上場3日目のきょう、取引が成立し初値を500円(17.1%)上回る3420円で取引を終えた。午前に公募・売り出し価格(公開価格、490円)の約6倍にあたる2920円で初値を付けた。
個別では、フルッタフルッタがストップ安。ステムリムは一時ストップ安と急落した。Fringe81、和心、ロコガイド、Delta-Fly Pharma、オンコリスバイオファーマが売られた。
一方、ソケッツ、Branding Engineerがストップ高。Aimingは一時ストップ高と値を飛ばした。ケアネット、フルッタフルッタ、Jストリーム、メルカリ、エーアイなど13銘柄は年初来高値を更新。イルグルム、BASE、シノプス、プロパティデータバンク、セルソースが買われた。
