日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比16円11銭安い3426円95銭だった。
好調な米国市場や寄り付き前に発表された機械受注が市場予想を上回ったことから投資心理が改善しジャスダック平均は小幅上昇でスタートした。寄り付き後はマイナスに転じ、徐々に下げ幅を拡大したが、その後に前日終値を手前にもみ合う水準まで値を戻すなど方向感の無い動きで推移した。しかし、14時頃に東京都の新型コロナ感染者が220人以上との報道を受けてリスクセンチメントが低下し、下げ幅を拡大しこの日の安値付近で取引を終了した。
材料の出たIT(情報技術)関連などへの買いが続き連日で指数が上昇してきたため、きょうは利益確定売りが優勢だった。
レカムやイマジニア、ANAPが下落した。半面、テラやワークマン、ハーモニックは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で841億円、売買高は1億8448万株だった。
値上がり銘柄数は202、値下がり銘柄数は408となった。
個別では、アンビスホールディングス、銀座山形屋が年初来安値を更新。ブロードメディア、ソフィアホールディングス、エブレン、ジェクシード、スーパーバリューが売られた。
一方、大戸屋ホールディングス、ソレキアがストップ高。アマガサは一時ストップ高と値を飛ばした。オールアバウト、セリア、LAホールディングス、マックスバリュ九州、買取王国など14銘柄は年初来高値を更新。GFA、協和コンサルタンツ、ナガオカ、山陽百貨店、アルバイトタイムスが買われた。
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